MSの投資

2006年5月6日 土曜日

早嶋です。



先週末、マイクロソフト(MS)のビル・ゲイツ氏は「今後1年間に様々な新製品を発表するが、新しいOS、ウィンドウズ・ビスタはその中核になる」と記者会見で発言しています。



この時点で、Googleなどが無料で提供するインターネット上のサービスとの競合については「サービスはソフトで提供される。ソフトの重要性は変わらない」との認識を示しています。ゲイツ氏の主張は、「ネット上で提供されるサービスの変革は非常に速い」としながらも、「そのサービスは様々な複雑なソフトの組み合わせによって実現されている」として、Google対策を示唆しています。



市場は、この発表に対して以前、冷ややかです。投資の内訳を見ると、その殆どが検索サービス向けだからです。この分野は圧倒的にGoogleが勝ちに出ており、MSと言えども追いつくのは不可能と見ているのです。それよりも、MSはIEといったインターネットのプラットフォームを握っているので、この分野に対してもっと投資を行ったほうが良いと思います。



この投資の発表に加え、MSが市場予想を下回る決算を発表したため、MSは過去1年間の安値を更新しています。27日の下落率はダウ平均の構成銘柄で趣意になっています。



新興ビジネスに何十億ドルもの投資をするマイクロソフトの計画に対して金融アナリストらは否定的な見解を示す一方、MSの最高経営責任者(CEO)S・バルマー氏は従業員に「今は縮小を考える時ではない」と述べているようです。MSの新OS、ウィンドウズ・ビスタの日本発売時期はまだ良く分かりませんが、今後の動向が気になります。



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