競争原理

2009年3月13日 金曜日

早嶋です。



今朝の朝刊に「トヨタ自動車が200万円を切る新型ハイブリット車を開発して、2011年に国内で発売する」という記事がありました。



ハイブリット前回コメントした、ホンダの「インサイト」のインサイトを意識したプレス発表です。記事では、トヨタ自動車はホンダのインサイトよりも安いハイブリット車を市場に提供するとあります。トヨタが切り開いたハイブリット車の市場、ライバルの登場によって本格普及が始まりそうです。



200万円を切る価格であれば、ランニングコストを加味すると現行のガソリン車並の価格に近づきます。企業が競い合うことによって価格が下がり一般消費者の我々がメリットを享受できる、まさに競争原理ですね。



海外メーカーのハイブリット車の動向は、以前として高級車の位置付けです。おそらく2011年頃にはトヨタとホンダ以外のプレーヤーが低価格のハイブリット車市場に参入しているでしょう。こうなれば、ガソリン車からハイブリット車への買換えが始まり、底冷えしている自動車市場が少しだけ上向きに転じるのではないでしょうか。



—-日経参照記事—-

13日付の日本経済新聞朝刊は、「トヨタは200万円を切る新型ハイブリッドを開発し、2011年にも日本で発売する」と報じた。部品共通化などでコストを抑え、現行「プリウス」より2―3割安く、ホンダ(7267)が2月に発売したハイブリッド車「インサイト」を下回る価格を目指すという。岡三証券の岩元泰晶アナリストは、「現状、ハイブリッド車は利益率が低く、販売する車種構成のうちハイブリッドの比率が高まれば短期的には(業績面に)プラスとは言い切れない。ただ、ホンダとの競争を通じてこの分野で強みが増せば、中長期的に世界シェア拡大につながり、量産効果も加わって先行きの成長期待につながる」と指摘していた。

—-終了—–



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