ミックスの極意

2009年2月23日 月曜日

早嶋です。



マーケティングミックス(MM)のミックスとは何でしょうか?度々ブログでも紹介していますが、MMはターゲットに対して、自社或いは自社の商品(製品やサービス)のポジショニング(立ち位置のイメージ)を構築することです。



例えば、自動車会社のボルボは安全というポジションを取っています。

例えば、ヴァイエンシュテファナー・ヘヴェヴァイスビアは世界で最も古いビール会社というポジションを取っています。同様にタイのシンハーはタイで最も古いビール、上海の青島(チンタオ)ビールは中国で最も古いビールです。

例えば、BMWは究極のドライビングマシーンというポジションを取っています。



ミックスジュース上記は、いずれも企業が思っているのではなく、顧客の心の中に企業が取っているポジションが定着しています。ポジショニングにおいて、このことはとても重要です。企業が自分たちは違う!といったところで、顧客が何とも思わなければ意味がないからです。



そして、ポジショニングを実現する手段がMMです。マーケティングにミックスとしている理由はズバリ、4Pのそれぞれが互いに密接に関係している重要性を強調しているからだと思います。



例えば、ミックスジュース。複数の果汁を混ぜ合わせた飲料で、日本ではミルクがベースであることが多いですね。このミックスジュースもそれぞれのレシピが重要な役割を占めており、絶妙な配分の時に初めて最高の味を表現します。リンゴが強かったり、バナナが強かったり、ミカンや牛乳が多すぎてもいけません。それぞれが絶妙のバランスであることが必要なのです。



マーケティングミックスも商品が独立しても、価格が一人歩きしても意味がありません。また、流通戦略がずれてもいけません。そして、プロモーションもしかりです。MMの構成要素の4Pが最高のパフォーマンスを出して、それぞれが絡み合って初めて強力なポジショニングが確立されるのです。



そう、だからマーケティングミックスと命名されたのです、MMのミックス、ミックスジュースのレシピの如し。



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