R-ST-5P

2009年2月22日 日曜日

早嶋です。



マーケティングにおける重要な概念であるポジショニング。ブログ「ポジショニング、知覚とハロー効果」で心理的な影響をコメントしました。



密着ポジショニングとは、ターゲット市場において独自の立ち位置を確立するために、企業が提供する商品(製品・サービス)や企業イメージそのものをデザインすることです。そして、そのポジションが顧客の心の中に自然と受け入れられることが重要です。



ポーターの3つの競争戦略における差別化戦略と同じで、自社が差別化をしている!ということではなく、あくまでその違いやイメージが顧客に響く必要があります。そのため、継続的にマーケットの反応を調査する必要があります。



マーケティングの中でポジショニングを実現するための概念がマーケティングミックス(MM)です。MMは効果的なマーケティングを実現するための最低限の組み合わせであり、最高の組み合わせです。MMは4Pに集約される4つの要素で構成されますが、常にターゲット顧客とポジショニングを意識する必要があります。



つまり、ポジショニングはMMを実現するためのガイドラインであり、コンセプトです。もちろんポジショニングを実現するためにはターゲット顧客が明らかであることが前提です。



マーケティングの大きな流れとしてR-STP-MMというフレームワークがあります。それぞれ、R:環境分析、S:セグメンテーション、T:ターゲティング、P:ポジショニング、MM:マーケティングミックスです。



そこで、ポジショニングとMMの絡みを表現するとするとしたら、上記はR-ST-P-MM、もしくは、R-ST-5Pと表現できますね。つまり、環境分析のフェーズ、セグメンテーションとターゲティングのフェーズ、そしてポジショニングを決定するためのMMの意思決定です。



R-ST-5P。なかなか良いですね!



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