法人税の話は度々話題になり、日本では、なんとなく後回しにされる感じを受けます。
また、法人税を下げて海外の企業を誘致するなんて話もあります。
が、仮に海外の企業を誘致するのであれば15%程度まで下げないと、魅力を感じて頂けないと思います。
http://ecodb.net/ranking/corporation_tax.html
更に、日本の大企業は実際は法人税率20%程度の企業も多数あります。
例えば、HOYAや日本電産は法人税の実行税率を20%程度にコントロールしています。
日経ヴェリタスが「税務巧者ランキング」というのを作成しています。
税制優遇が受けられる海外への工場移転などがその手法です。
これらは企業の大小に関係なく、ファイナンスに関するリテラシーで調整できるものでもあるのです。
※海外で差がつく税務巧者企業
http://mrsagittarius.blog.fc2.com/blog-date-20111011.html
2014年5月 のアーカイブ
法人税
女性の車選び
女性の進出が進んでいるし、進むことも間違いないと思います。すると次にこれまで努力しなかった男性は基本、仕事がなくなる、若しくは少なくなることも見えてきますね。
さて、女性ということで、マーケテイングでも特に注目が集まります。が、当たり前ですが一つのくくりにすることは難しいので、基本的なSTPの分析は大切だと思います。これまで男性向け、或いは無意識に男性向けにアレンジしていたマーケティングを見直すことは重要です。
例えば、車を考えてみます。日本人の価値観、車選びのポイントは男性と異なります。参照サイトでは、日本女性の車選びのポイントは「乗り心地」「色」「維持費」です。一方、男性は「機能」「メーカー」がきになるようです。
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http://chosa.nifty.com/cs/catalog/chosa_report/catalog_120823000943_1.htm
男性より女性のほうが「乗り心地」「色」「維持費」にこだわっていて、逆に男性のほうは「機能」「メーカー」が気になる
————————————————————-
多くの自動車会社のWebはまだまだ男性向けのテイストが多いです。
例えば、
「水平対向エンジンは、クランクシャフトを中心に水平かつ左右対称にピストンを配置する独特のレイアウトで成り立っています・・・」
これは初めの文章で多くの女性(機能が分からない男性も)がノックダウンです。
例えば、
「重心が低いからでこぼこ道でも安定して走れます。眠っている赤ちゃんも起こしません」
とか表現をかえるだけでも親しみやすさが異なってきます。
マーケターはそういう意味では、ターゲットに響くフレームにあてはめて表現することが重要だと思います。
例えば、女性ドライバーを以下のようなセグメントで分けても面白いです。
①自分の稼いだお金で自分の車を買って乗る
②いわゆるファミリーカー (一家に一台)に乗る
③セカンドカー (ご主人に1台,奥様用にもう1台の購入)に乗る
男性目線の機能重視の車はきっと①と②のセグメントの大部分には嫌われるでしょう。
③の場合は、旦那さんと奥さんの妥協点を持った車が支持されるかもしれません。とコストパフォーマンスが最も議論の中心になる可能性が強い、従って③のセグメントも機能重視の車は嫌われる。
とすると、今後、日本で車を売っていく場合、女性の指示も欲しければ若干機能を感情のテイストに変えていくことも重要です。もちろん、これは戦略に紐付けないといけないので、はじめから上記の①から③のような顧客はターゲット外としている企業には関係のないことですが。
日本のVCの多くは融資じゃない?
2020年、政府が目指す起業の数を現味の2倍にする。つまり、開業率10%は達成可能だとおもいます。一方で、その企業がけいぞくするかは疑問。
一人で起業して、一人ぶんだけ食べるビジネスは別として、いわゆるベンチャー的な起業はおおよそキャピタルを挟むと思います。そして、そのベンチャーキャピタルの投資契約書の多くには買戻し条項が当たり前についています。これは、もしその事業がうまくいかなかったらお金を返してねという内容。って、これは融資ですね。
当然、起業家はその条項を外してねって言い難く、だって成功したら問題ないでしょ!なんて会話になるからです。しかし実際は失敗した場合の負債が経営者やアントレプレナーにつきます。責任を果たすのは当たり前ではありますが、リスクマネーに対してリスクを取らないVCもどうかと思います。
結果的に失敗した場合の返済が行えないで次の挑戦が難しくなる。日本の起業における課題だと思います。破竹のようににょきにょき出てくることはよい。今度はその企業が永続するところまで考えてはじめて意味があるのではと思いまうs。
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3Dプリンタと医療
3Dプリンターは製造業以外の分野でも大きな変化を起こすのですね。
簡単に想像が着く世界では、3Dプリンターを活用して甘受あさんの骨を作ること。これが発展すると細胞を用いた人工血管にも活用されるようになる。実際、この手の研究は進んでいるようです。世の中で何故に細胞の研究が進んでいるのか?細胞をもとにカタチを作ることができれば人工の臓器などの転用が可能になるという背景を知るとよくわかりますね。
参考:
人工血管: http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140106/wec14010607320000-n1.htm
人工骨: http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0300H_T01C13A2000000/
これまでは、患者の疾患内臓周辺を3Dプリンタで作り、オペレーションの練習として使う程度だったと思いますが、今は実際に体内に埋め込むところまできているようです。
この場合、素材が生体内で免疫反応をどうおこすかです。当然、生体外のものを体内に取り入れるのでカラダは異物として認識して攻撃の対象になるとおもいます。通常は初期に炎症反応を起こして、その後、その物質の周囲をコラーゲンが沈着して、体内で悪さをしないように閉じ込めてから融和するなどするようです。ここらへんもその人の体内から取った細胞をベースに進めると免疫反応が緩和されるのでしょうね。
するともっと先には、生体内で自分で治療薬のようなモノを製造できるようにすることも可能ではないでしょうか。例えば、糖尿病などは、現在ではインスリンを食前に自分で注射します。それを、縦おば機能しない膵臓の一部を除去して、患者の細胞を培養して増やして、その細胞をもとに3Dプリンターで患者さんの模擬的な膵臓を作る。最後に血管をつないで自分でインスリンが体内で合成できるようにするなどです。製薬や医療の分野も劇的に変わっていくのでしょうね。
デザイン思考
デザイナーやクリエイターが元気。と何となく皆さん感じているかもしれませんが、何故でしょうか?
これらの考え方や思考の枠をまとめて整理した手法にデザイン思考があります。
主導はアップルのPCのやマウスのデザインでも有名なデザインのコンサル会社であるIDEO。何か新しいモノをデザインするときの手法を体系的に整理しています。が、その中身を見ればあたりまえですが「試行錯誤」のアプローチ。プロトタイプを作って、それをテスト的に使ってみる。実験と検証を繰り返し行い、そこから問題の設定、課題の発見、そして解決策へのアプローチというサイクルを回しながら完成に近づけていくのです。
良く、考え方が浅い人に限って、何かすばらいしいアイデアや考えがいきなり出てくる!と思っている人を観察します。でも、多くの素晴らしい企業や組織や個人をインタビューしていると、取り組み方にこそ異なりますが、四六時中そのことを考えては少しづつ良くしています。結果、いいものができている。でも、きっとその人の中には、そのモノ自体も完成の途中で常に完成形を追い求めているのだとおもいます。
まだ要領が変わらない人は、一生懸命考えたことが既に他の人も考えていることにがっくりきて、考えることを諦めます。でもこの時に、一生懸命考えた方向性が悪くなかった!私も、同じようなアプローチをできている、ってことは続けると更によくなるかも!と前向きに続けることが重要です。すごいもの、新しいものって相対的な概念です。はじめは自分の中で新しくて、便利で、他よりも良いということで十分です。その時点で回りに既にそれを凌ぐものがあっても当然。だってまだ始めたばかりだから。それらを続け、考え、試行錯誤して、そして検証し続ける。すると徐々に回りよりも良いもの、新しもの、便利なもの、革新的なものができはじめる。継続した結果、よいのができているのです。
デザイン思考って、体系化されていますが、基本的な考え方が非常に重要だとおもいます。後は、それらを加速させるために「現場での調査」「プロトタイプ」「顧客によるテスト」「ブレスト」を使って、見えないものを何とか見える状態にしながらアイデアをブラッシュアップします。
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参考記事:http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0704/17/news126.html
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