ダイバーシティ・マネジメント

2018年8月31日 金曜日

早嶋です。

ダイバーシティーマネジメントの議論のポイントは、なんと言っても、意味の拡大と選択肢の拡大です。ダイバシーティは様々な解釈があると思いますが、考え方や文化、意思決定基準が異なる個々人を組織化してビジョンに向けて成果を最大がする取り組みです。

その際、当然にある事象に対しての意味の解釈が異なり、様々なアイデアがでてきます。そして、そのアイデアを実現するための行動も考え方がことなるので複数出てきて、結果的に選択肢が拡大されます。

ダイバシティーマネジメントに関わる管理者は、上記を理解しながら、一連のプロセスをマネジメントしながら成果を出すことが役割です。

その際に理解しておくべきは、意味の拡大と選択肢の拡大において、当然にメリットどデメリットが生じることです。ダイバーシティーにおいて、言語のギャップや、文化や価値観が異なる組織をマネジメントするわけですから、同質の組織をマネジメントするよりもはるかに手間やコストがかかります。それらは摩擦となり、組織のプロセスを阻害する要因にもなります。

選択肢の拡大に対しても、組織として集約するための手間とコストがかかります。複数の選択肢が生まれるということは、それだけ検証や意思決定に時間がかかり、やはりプロセスを妨げる要因になります。

しかし、確実にこのようなコンフリクトを解消することができれば、これまでの思考の範囲外で結果を出すことになるので、素晴らし成果が出ることを意味します。これはやはりダイバーシティーの最大の成果です。また、同時に組織はそのような経験と積む過程において学習して更に結束が強いチームになります。この過程で得られる組織の成長も副次的な成果と言えます。

ダイバーシティを今後取り組んでいく組織においては、関わる全社員に対して、上記のようにダイバーシティ・マネジメントを行うことでメリットとデメリットが発生することを理解させておくことも大切です。



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