原です。
コロナ禍の2020年5月時点の完全失業者が約197万人、休業者が約423万人というデータがあります。今後も感染の第2波や3波も懸念されるなど数年前に比べ、さらに将来予測が不確実な時代となっています。
最近では、テレワーク導入によりオフィスを半減、またはオフィスを無くす企業。従業員を削減する企業。そもそも仕事がなくなり事業廃止や倒産する企業も増えてきています。これからの未来は、現在とは違う方向に進んでいくことも考えられます。
例えば、以下のようなビジネス環境の変化をイメージしてみました。
・私の経営コンサルタント業界では、オンラインやAIの導入により、既存のスタイルによる研修講師やコンサルティングでは以前のように稼ぐことができなくなる。
・教育業界では、集合教育は減少しオンライン教育が成長する。
・飲食業界では、イートインや飲み会は減少し、ウーバーイーツなどを活用したテイクアウトや自宅での料理による食事が増えていく。
・販売、営業、事務部門がICTやAI導入により、部門のスリム化とスタッフが減少する。
・今まで安定していた企業の社員さんや組織の職員さんも終身雇用は崩壊する。
・新しいことにチャレンジし続けるイノベーターが生き残る。
・一部のモノはお金で買えば何でも手に入るから、自分で作らなければ手に入りにくくなる。
・既存のスキルや理論の習得により「稼ぐ力」を身につけたビジネスパーソンも、さらに「生き抜く力」が必要になる。
コロナ感染2波懸念による自粛など不安な生活が続く現在、自宅でテレワークや巣ごもり対応するだけでなく、第2の人生を切り開くための新たな計画を考えてみることも必要ではないでしょうか。
「3密を守りながらの働き方や生き方とは。何ができるのか。どうすればできるのか。」を考えたのなら、続いて、そのための準備を開始し、試験的に取り組んでいき、少しずつ副業または本業と言えるようにステップアップしていくことが必要です。
誰も守ってくれない、守れなくなる時代。コロナ禍とその後の時代を生き抜く力とは何か。
「テクノロジーで生き抜くのか。グローバルに生き抜くのか。自給自足で生き抜くのか。その他、どのように生き抜くのか。」どんなスタイルであれ、生き抜くために変化する力がなければ今までのように生きていけない時代が、未来から現代に少し早めにタイムスリップしてきたような気がします。
2020年8月5日 のアーカイブ
コロナ禍とその後の時代を生き抜くには
キャリアコンサルタントが面談に活かす論理的思考を伸ばすフレームワーク
安藤です。
キャリア面談は社員の方々の要望や抱えている悩みを知るための良い機会として、さまざまな企業で行われています。また、適切な面談を行うことで社員たちに気づきを促せるという点も注目されています。
今回はキャリア面談の意味や目的、そして、フレームワークを活用した論理的思考です。
キャリア面談は、社員の中長期的な考え・展望を知り彼らの気づきを促すきっかけとなるものです。
キャリア面談には、以下のような意味・目的があります。
・現在の仕事に関する問題点や悩みを聞く
・将来(中長期)の展望やキャリアについての意向を聞く
・社員の理想を知る
・普段は行いにくい意見交換ができる
・やるべきことの優先順位がまとまりやすい
・目標が明確になりやる気が増しやすい
・スキル・キャリアアップへの道がみえてくる
・業務改善につながる意見を聞ける
・貢献度が高い、もしくは将来的に高くなる人物の見極めができる
キャリア面談を行うことは、面談を受ける社員にとっても、面談を行う側(上司ないし企業)にとってもメリットが大きいと言えます。
「キャリアコンサルタントの論理的思考を伸ばすフレームワーク」として7つ紹介します。数回に分けてお伝えします。
今回は、①MECE(ミーシ-)です。
ある要素をモレなく、ダブりなく切り分ける。MECEは「モレなく、ダブりなく」を表す英語の頭文字を取ったものです。相互に、重複せず、全体として、漏れがない。
全体の構造を大枠で把握したり、他のフレームワーク等に応用して問題の原因を探ったり、課題解決に用いたりします。そこで、MECE(モレなく、ダブりなく)を意識することによって、俯瞰的に視点がみにつけられるようになり、例えば、部下は二択で考えている場合に、第三の道(2択以外のその他)にも思考できるようになります。
②ロジックツリー
MECE(モレなく、ダブりなく)を意識して、上位疑念を下位の概念に枝分かれさせて分解していく分析手法です。
上記の①②は、業務で活用されているフレームワークかと存じます。それをキャリア面談または、相談時に傾聴を基本として整理シートとして活用されてみてください!
キャリアドッグ,EAP,心理学を活用したコミュニケーション研修,EQ研修,メンタルヘルス研修ご興味・ご関心がある方は気軽に弊社にご相談くださいませ。
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