早嶋です。
昼ごはん。これまで夜しか営業していなかったお店がランチを始めていました。その名もゴーゴーランチ。興味深いのは全てのメニューが500円。そして、プラス50円を追加するとおかずの追加やご飯の大盛などが出来ることです。ゴーゴーランチのネーミングはここから来たのでしょうか?
昨今のように経済心理が冷え込んでいるとき、500円のランチは訴求力があります。テーブルについてメニューを見ると、50円くらいなら「一口トンカツを1枚つけよう!」とか「揚げシュウマイを2個つけよう!」とか、つい注文をするでしょう。
結果、見た目の客単価は500円ですが、平均で600円(500円+50円×2品)を超えるそうでうです。この価格であれば、こちらの地域では普通から少し安い程度です。お客さんにとっては選択できる楽しみがあって、かつ得をした気分になる。
ゴーゴーランチの価格設定は互いをWin-Winにさせます。
2009年4月 のアーカイブ
ゴーゴーランチ
物語と一貫性
早嶋です。
人は興味を持ち始めると、ますますその事に深く精通したくなる。
例えば、JAZZが好きな人は演奏している人たちが何を考えているのか?どのような生い立ちを過ごしたのか?どのような目的で作曲したのか?など、そのJAZZに関わる全てを知りたいとするでしょう。
例えば、仏像が好きな人は造られて年代にどのような背景があるのか?当時の仏師の生活はどのようなものだったのか?国や地域による表現の違いはなぜ起こったのか?仏像の脇に建立される脇侍の表情や種類が違うのはなぜなのか?など、その仏像に関わる全てを知りたいとするでしょう。
例えば、・・・。と言う感じに。
これってブランドを崇拝する仕組みと限りなく近いと思います。何気なく利用しているブランドについて、ある日、そのブランドに関わる物語を知ります。初めはへーって感じで気にも留めないかも知れません。しかし、脳のどこかに格納されます。そして次にそのブランドを目にしたり利用したとき、その物語が脳から引き出されます。このとき、人によっては益々そのブランドが好きになったり、もっとそのブランドについて知りたくなるかもしれません。
このような流れが出来れば、その人は益々そのブランドについて知りたくなり、自発的に情報を収集します。結果、どんどんそのブランドを好きになるのです。
近年、飲食店や雑貨屋さんでも、ブランドを構築しようとして、起業した理由やオーナーのこだわり、ブランドが出来た背景などを紹介しています。これは、当に興味を持ってもらうため。
消費者行動のプロセスとしても知られるAIDMA、これも何気ない情報の取得から次第に興味を引かれ購買につながるプロセスを記述しています。
しかし、中にはどーも、店舗や企業の社員が理解しないで物語を書いたブローシャーやWebやチラシがたくさんあります。おそらく、何の目的でそんなことをするのか?理解する間も無く、手法として取り入れているのでしょう。そのため、物語やブランドの背景と現在の店舗つくりや接客や商品構成に何の一貫性も無いところが多いです。
つまり、マーケティングミックスにブレが生じるのです。
なぜ?の部分を提供したら、必ず一貫性を忘れたらいけないと言うことですね。
営業本
早嶋です。
長田と二人でブレスト。定期的に会社のビジョンと現状を話しては行動プランの確認をしています。そんな中、最近は違ったブレストを行っています。
現在、共著で営業管理職向けの本を執筆中。長田は営業スキルを担当し、早嶋は営業管理者のマーケティング発想を担当しています。違ったブレストとは、互いの分担部分に対してコメントをして更に分り易いものを書こう!という内容です。
営業管理職の役割にある方は、『現場の知恵を整理して、誰にでも分かる形にすることで、効率的・効果的な部下を動かす』ということを前提にして本を書きあげています。
夏までには完成させ出版を!ということで、暇を見つけては書き足している毎日です。
季節のごあいさつ
2009年ももう4月、新年度を迎えて、皆様もご多忙のことと推察いたします。(株)ビズ・ナビ&カンパニーは開業4年目を迎えました。皆様のご厚情に感謝いたします。
3月21日から4月2日まで、イギリスに視察旅行に参りました。目的は、「何でも見て、何でも感じて、何かを考える材料を仕入れる」ことでした。短い時間の中でしたが十分にその目的は果たせました。
訪問地はエジンバラ、グラスゴー、マンチェスター、リバプール、コベントリー、ストラットフォード・アポン・エイボン、オックスフォード、ケンブリッジ、ロンドン、カンタベリー、湖水地方やコッツウォルズ地方。2週間弱で走行距離は約1,200キロ、毎日100キロから200キロを車で移動し、毎日3時間から6時間は街の中を歩き回りました。
主に見て回ったのは流通小売業(デパート・スーパー・ショッピングモール・専門店など)、飲食業(イギリス・中華・日本・その他エスニック料理)、観光施設及び観光地。その中で気づいたことがいくつかありましたので列記してみます。
1. スコットランドから南部イングランドまで、街の中心地区は殆ど同じ姿、日本における郊外型SCのように、特定のデベロッパーによるモールが一様に同じ店を並べている。
2. 衣料品などはどこでも低価格の店が中心になっているが、街を行く車はマセラッティやベントレー、ポルシェなど高額車が目立ち、階層化がさらに進んでいるように見えた。
3. 食品売り場では”British beaf, British polk, British chiken”と「英国産」の表示が目立ち、日本と同様の傾向”Buy America”のように内向き化が進んでいるのか。
4. 特に工業都市でグラスゴー、マンチェスター、コベントリー、ロンドン(バーミンガムも)でマルチエスニック(多人種化)が進む、ロンドンの地下鉄では英語が聞こえない。
5. どこに行っても日本人の姿が見えない、観光地はどこも東西ヨーロッパ言語が溢れ、学生の姿も多い。かつてのノーキョーパワーや春休みの学生旅行は今いずこの
感あり。
一方で変わらないものは変わらない。20代の後半に長田が暫く滞在したケンブリッジのYMCAは当時のまま。大学は15世紀の建物がそのままの姿で今も学問の府として機能している。
私たちも変わらないものを持ちながら、日々変化し、成長していきたいと思います。
今年度が皆様にとっても、私たちにとっても意義ある年度になりますように。
長田&早嶋
タワーブリッジ
早嶋です。
ロンドンの観光名所の一つタワーブリッジ。動画でどうぞ。はじめの丸っこいガラス張りの建物はノーマン・フォスター設計のシティー・ホールとオフィス街です。テムズ河を挟んでひょっこりきゅうりのように見えるガラス張りの建物はガーキンと呼ばれる超高層ビルです。近年の建物はガラス張りが好きなのでしょう。
そしてタワーブリッジ。1894年完成の開閉橋です。タワーの高さは約40mで、左右にあるゴシック様式のタワー内部は展望通路や歴史博物館になっています。
ダブルデッカー
早嶋です。
ロンドンと言えば”Double Decker”ダブルデッカー。二階建てバス。ということで動画でどうぞ。
ダブルデッカーに乗っている時です。
ダブルデッカーの2階の一番後ろからバスの中を撮りました。
ロンドン市内、信号停車中にダブルデッカーに挟まれています。
刺激策
早嶋です。
世の中不況、という言葉を暫く聞き続けています。不況故に加ト吉の冷凍うどんやニチレイの冷凍食品が売れ行きが伸びている、外食が冷え込んでいる、料理教室がにわかに盛り上がっている。デパートの売上は軒並みダウンしているがデパ地下のみを見ると売り上げが伸びている。
不況ということで家庭に回帰するマインドが高まり外食よりは家庭で!という心理が上記の傾向を表していると思います。100年に一度の金融危機と言っても失業者があふれかえって疲弊した街並みが続くということでもありません。
不況、派遣切り、赤字転落。マスコミが紙面や報道で毎日のようにネガティブな情報を繰替えし強調しているので心理的な要因が基で大きく家庭の買い控えを促進しているようにも感じます。実際、こちらの方は問題ですね。
日本のようにテレビやエアコン、自動車や冷蔵庫など、耐久消費財が十分に浸透している先進国ではエンゲル係数は低くなり生活必需品以外の消費は心理的な要因が大きく関係します。従って、報道や政治が暗い様子のままだと、もう少し使い続けよう!という心理が働き、結果的に消費は鈍る、つまり、悪循環になるのです。新製品のテレビが出ても、ハイブリットの車が出ても、もう少し我慢しよう!となるのです。
今回、政府が出した「エコカー」購入に補助金という制度は、これまでの公共工事に振り替える無策に比べたら、個人の消費を喚起するきっかけになると思います。GDPの6割程度が個人消費で占めることを考えれば、もっと早くからこのような対策を導入しても良かったでしょう。
景気を刺激するのであれば、車に限定せず、古い冷蔵庫やテレビ、または古い住宅の建て替えなど、様々に提供した方がもっと効果は上がるでしょう。政府がお金を出したくなければ、取得税や重量税を期限付きで免除するといいのです。
世の中の経済は、やっぱりお金をつかう余裕がある人がどんどん使ってこそ、お金が循環される仕組みになっています。ですので、国民全員にお金をばらまくよりは、おかねを使う人、本当は使う余裕がある人を刺激するのが良い策だとおもいます。
ロンドンの家賃事情
早嶋です。
ロンドンでは”Kensington”ケンジントンにあるホテルに滞在しています。近くはケンジントン宮殿やハイド・パーク、そしてロンドン最大の高級デパートハロッズなどが点在しているところです。
こちら、どこの通りを歩いてもジャガーやベントレー、マセラッティーやフェラーリなど超がつく高級車が普通に走っています。ベンツやアウディーに至ってはカローラの感覚で乗っているのではないでしょうか?いったい、どんな人が住んでいる事やら・・・。
気になったら調べよう!ということでホテルのフロントやコンシェルジェに訪ねてみました。結果、この近辺の家賃は週に1000£からということ、月の家賃に換算すると日本円で50万円程度。年間600万円の家賃と考えると、年収は家賃のざっと4倍程度の2000万円程度と考えられます。もちろん、もっと高い収入をもらっている人もいるでしょう。ロンドンの物価は高い!といいますが、それだけ収入を得ている人が多いということでしょう。
ただし、ホテルのドアマンやコンシェルジェの人達はホテルから40分から50分程度離れた所に住んでいて、ここら辺で1週間の家賃が120ポンド程度。つまり、月に7万円から8万円の相場。年間100万円程度の家賃と考えるとこちらの年収はざっと400万円から500万円。
当たり前ですが、都市の中心地は物価が高くなり、都市から離れていくほど安くなるのですね。実際、都市から離れた郊外に電車や車で出かけてみましたが、多くの住宅街が連なっています。それと、まだまだ建設ラッシュが続いているようです。
街中には、いくつか空室が目立ち始めているので、ロンドンにおける不動産バブルもそのうちはじけるのでは?という感覚を覚えます。
ビックベン
早嶋です。
テムズ河畔にそびえる大きな時計台”Big Ben”と国会議事堂。中学校の教科書に必ず出てくるロンドンの代名詞です。実際に建物を見ると歴史の重さに加えて建物としての芸術性が目を引きました。今回は、朝のビックベン(ケンブリッジからロンドンに移動中の車の中)、昼のビッグベン、夜のビッグベンと様々な表情を見ることができました。
国会議事堂の正式名称は”The Palace of Westminster”ウェストミンスター宮殿。1090年、ウィリアム征服王の時代に完成しており、審議の場として使用され始めたのは13世紀頃からだそうです。
現在の国会議事堂は1834年の大火災で大部分が失われ、ゴシック様式の風格ある建物によみがえります。しかし、再び第二次世界大戦で被害をうけます。従って、現在の建物は3代目ということになります。
いずれにせよ、歴史的な建物には変わりなくかつとてつもなく巨大です。テムズ河に沿って全長約300m、部屋数は1100以上、廊下の長さの合計は約3km。
ちなみに何故、ビッグ・ベンと呼ぶのか?尋ねてみました、曰く、「建築者のBenjamin Hallの名前にちなんで」だそうです。ビッグ・ベンの音はロンドンで一番ロンドンらしい音だと言われ、15分ごとに4つの小さな鐘がなり、1時間ごとに大きな鐘が鳴り響きます。
ビックベンをいろんなところから撮っています。いや、しかしどの時間も観光客でにぎわっています。
夜のビッグベンはまた格別に美しい!
最新記事の投稿
最新のコメント
カテゴリー
リンク
RSS
アーカイブ
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
- 2005年5月
- 2005年4月