顧客志向のトレーニング

2008年9月23日 火曜日

早嶋です。



trainning顧客志向のトレーニングとして、1)世の中の変化を捉える、2)その中で誰がどのような問題に困っているか?を考える、3)その問題を自社の強みを活かして活用できる方法を考える、4)それを商品化する、という一連の流れをビズ・ナビでは推奨してます。



例えば、食生活や労働形態の変化により、メタボリックシンドロームがトレンドとなっていますね。これは世の中の変化です。これに対して、多くの人が「痩せたい!」と願っていることでしょう。



この問題解決については、ある企業はドリンクで解決する、ある企業はエクササイズを提供する、ある企業はサプリメントで解決するといった具合に、それぞれの企業が自社の強みを活かして解決策を提供しています。この解決策は、もともと市場のニーズやウォンツを満たしているため、ビジネスを拡大する可能性は高くなります。加えて、自社の強みを活かしているため他社の参入障壁を高くすることが出来ます。



最近の記事で、JTBもメタボ関連のソリューションを提案しているとありました。1つは、JTBグループのJTBサン%サン西日本がメタボリック対策の団体向け研修旅行を売り出しました。





——以下、記事抜粋—–

JTBグループのJTBサン&サン西日本(大阪市)は、12日からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の団体向け研修旅行を売り出す。兵庫、和歌山、鳥取県のホテルを利用する1泊2日の旅行で、メタボリックシンドロームについての基礎知識や日常生活で手軽にできる運動を学ぶ。山道でのウオーキングなども体験する。



 関西医科大と共同で企画。企業の社員旅行としての需要も見込んでいる。10月から2009年3月まで実施し、8人以上の団体客のみ受け付ける。問い合わせはJTBサン&サン西日本(06・4964・0001)。



JTBは企業の運動会などスポーツイベントの企画・運営を支援する専門組織を立ち上げた。会場の選定からプログラム作成、当日の運営までを請け負う。メタボリック(内臓脂肪)症候群対策や社員の一体感を高めるためにスポーツ大会を活用する企業が増えていることから、新たな需要を取り込んでいく。

—-以上、抜粋終了—–





2つ目は、JTB法人東京がスポーツ&コミュニケーションデスクを新設して、運動会やフットサル大会などの企画や参加者への案内、備品やスタッフの用意などをアウトソーズします。JTBの強みは、これらの企画の前後に需要のある往復の交通費や宿泊費の手配、表彰パーティーなどのアフターのイベント会場の提供で発揮されます。





——以下、記事抜粋—–

JTBは企業の運動会などスポーツイベントの企画・運営を支援する専門組織を立ち上げた。会場の選定からプログラム作成、当日の運営までを請け負う。メタボリック(内臓脂肪)症候群対策や社員の一体感を高めるためにスポーツ大会を活用する企業が増えていることから、新たな需要を取り込んでいく。

—-以上、抜粋終了—–





上記の顧客志向のトレーニングの利点は、何か流行しているトレンド絡みのビジネスやヒット商品を上記のフレームワーク(1から4の流れ)に即して分解することが出来る点です。ヒット商品の背景を世の中の変化まで因数分解することで、その商品やビジネスが継続的に続くかどうかの予測も出来ます。



是非、1日1つ、何かヒットしている商品やビジネスに注目して考えて見て下さい。ビジネスセンスがグッと上がること間違いなしです!





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