ブランド志向の弊害

2008年9月17日 水曜日

早嶋です。



ブランド志向の弊害についてコメントします。欧米人は処女好み、日本人は熟女好みというジョークがあります。例えば、海外のベンチャー企業が開発した技術を持ってきて日本の企業と提携して日本市場を開拓するようなときです。その場合、日本の大企業は必ず次のような質問をするでしょう。「どこかの会社と提携されていますか?」と。



日本人のマインドとして、すばらしい技術を持っているのであれば既にメジャーな会社との取引実績があるだろうと考えるのです。もしくは、新しい技術の導入実績を気にしています。もし、そのような取引実績や導入実績がなければ、自分たちが相手にするに値しないと考えるのです。技術やコンセプト自体のよさが、ブランド志向によって見えなくなるのです。



欧米の会社に同様の話を持っていった場合、「他の会社が使っているのか?」なんて質問は聞かれないでしょう。技術やコンセプトの良さを評価して、企業の大小や実績といったことは二の次なのです。



ブランド志向ということに関しては、日本の企業は残念ながら日本の女子大生と企業トップのマインドは大きく異ならないのです。このような意識、横並び意識や導入実績を気にする傾向は日本におけるベンチャービジネスの育成や新しい技術の導入を阻害している大きな要因かもしれません。



本当に良い技術やコンセプトだと感じたら、「他に誰か使ってるの?」なんて事は気にすることなく、まずは自分たちが使って見ることをお勧めします。



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