セグメンテーション②

2008年8月21日 木曜日

早嶋です。



本日は、パソナテックのBI講座の基礎編、第一回でした。参加者の方々、お疲れ様でした。



さて、昨日に続いてセグメンテーションについてです。顧客を同一セグメント内で同質的に、似たような特徴を持たせるようなわけ方はどうすの?



マーケターにとっても常に試行錯誤を繰り返す課題です。セグメンテーションを行うためには、マーケティングの知識はもちろん、市場を読む視点や世の中の変化や仕組みを捉える力と視点が必要です。この力や視点は一夜で身につけることはできませんが、繰り返しトライすることによって徐々に身に着けることができると思います。



セグメンテーションを行うための知識として顧客を分けるための視点が存在します。これらの視点は主に消費財で用いられます。



■デモグラフィックス(人口統計的要因)

年齢、性別、家族数、所得、職業、学歴、社会的な階層などです。よく、30代独身OLなどというセグメントわけがありますが、これはデモグラフィックスでセグメントを行った結果といえます。



■ジオグラフィックス(地理的要因)

地域、都市の規模、人口密度、気候、国内と海外などです。国内だけでも地域が変わると味覚が変わったり、考え方が変わったりする場合、ジオグラフィックスによるセグメンテーションは意味があります。



■サイコグラフィックス(心理的要因)

ライフスタイル、性格、趣味、嗜好などです。デモグラフィックスやギオグラフィックスと違って定義が曖昧なためデータを集めるのが難しい分、マーケティングを行ううえでは有用なデータとなります。したがって、マーケターは好んで使うセグメントの視点です。



■購買行動

購買シーン、購買頻度、使用者の状態、購買単価、購買点数、ロイヤリティなどです。こちらのデータも収集するためにはコストがかかりますが、その分、マーケティング情報として有益です。近年はハウスカードやポイントカード、クレジットカードにおけるデータ収集が容易になったため、購買行動にかかわるデータは取得しやすくなりました。また、購買行動と他のデータの相関性から関連を考えるデータマイニングもよく行われています。



分けるのはわかったけど、でも、これらの視点をどう使うの?こちらについてはまた今度。



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