100円パーキング

2006年3月17日 金曜日

早嶋です。



近所には、100円パーキングがあふれています。場所によって価格体系が微妙に違い、その様子を見ていると様々なことが伺えます。



単位時間の基準は、大きく分けて3つ、20分、30分、60分です。

 ①100円/20分

 ②100円/30分

 ③100円/60分



上記の価格帯を基準に、時間帯の組み合わせがあります。例えば、8:00-22:00の間は、①100円/20分で、21:00-8:00までの間は、③100円/60分。また、時間帯の価格を曜日によって変動している場所もあります。



例えば、上記の例は平日の価格で、土日は、24:00-8:00を③100円/60分にするなど。

更に、料金の上限設定を設けた100円パーキングも存在します。



100円パーキングは、使用しない土地を有効に活用できるため、バブルがはじける前後よりじわじわ浸透してきました。今では突発的に駐車する場合でも、すぐに探すことが出来るほど街中の至るところにあります。100円パークの数もさることながら、大きく変わったことがあります。上記で説明したきめ細かい価格設定です。現在のITの進歩がなせる技だと思いますが、ここまできめ細かく設定する仕様を考えたのは、日本人らしいと言えば日本人らしいですね。



上限打ち切り設定を夜間に設けている駐車場の価格は大きく2つに大分できます。1000円か500円です。この値段の違いは、上限500円の場合は、打ち切りが適用できない時の価格が①100円/20分で、上限1000円の場合は、打ち切りが適用できない時の価格が②100円/30分といった法則が適用できそうです。上限設定の開始時間は、様々ですが、打ち切り終了の時間帯はどこもam8:00を基準にしていました。



最近、発見した100円パーキングは、上限打ち切りの終了時間をam9:00に設定していました。朝の1時間は、夜間から朝方に利用している人にとって非常に大きいでしょう。定額時間内に出庫しようとすると8時前までには、駐車上に行く必要があるからです。また、便利が良い所では殆ど、①100円/20分ですから、わずかな時間が経過しても、上限打ち切り価格で駐車したメリットが薄れてきます。

それが、am9:00からだとどうでしょう。朝の1時間の貴重さを考えればかなりありがたいですね。



利用している人が上記の推測通り行動しているかどうかは、調査が必要ですが、夜間でも比較的満車が状態が続いている事は確認できました。



競争が激しい中で、先に突出すると言うことは、その競争している中での新たなルールを作ることになるでしょう。am9:00の100円パーキングの近所に、同じく夜間の上限設定終了時間をam9:00に設定する駐車場が出来ないか、観察してみます。





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実験の詳細は、06年3月10日の『ブログマーケティング実験』をご覧ください。



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