イノベーションの体系化

2008年6月17日 火曜日

早嶋です。



innovationブログ、「アイデアとイノベーション」では、イノベーションは、「アイデアを具現化すること」と書きました。更に付け加えると、イノベーションは新しい技術の発明に留まらず、理屈だけではなく直感に基づく活用方法、商品化、機能拡張、既存技術などの組み合わせを含みます(ブログ「イノベーションと発明」より)。また、イノベーションの普及理論を提唱した、エベレット・ロジャーズは、何者かによって新しいと知覚されたアイデアや習慣、対象物をイノベーションと定義しています。



企業が継続的に生き残るためには、成長することが前提です。その上でイノベーションを起こすことは企業の1つの命題かも知れません。イノベーションをテーマにした理論は大きく2つに体系化されると思います。1つは、イノベーションの開発に関わるテーマ。もう1つは、開発したイノベーションの普及です。



1つ目のイノベーションの開発に関しての代表的な理論は、ピータードラッカーのイノベーション論、キムとモボルニュのブルーオーシャン戦略があります。また、2つ目の開発したイノベーションの普及に関しての理論は、ロジャーズのイノベーション普及理論、ムーアのキャズム理論などです。



自社でのイノベーションについて考えるとき、それが1)新しくイノベーションを起こす内容なのか?2)イノベーションをいかに普及していく内容なのか?それによって、参照する論文や理論を分けて見るとすっきりすると思います。



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