新規事業の旅44 デジタルバッジ

2023年4月17日 月曜日

早嶋です。

小中学校や高校で覚えた知識や見聞をテキストデータに変換したが、メモリチップ1本分にも見たいないし、その情報は陳腐化して、新たにアップデートされていることもある。昔と違って、数年かけて学位を取り、その学位をベースに飯を食うことが益々難しくなった。

資格と足で踏んだ米粒。どちらも取っても食えねえ。と良く言われたものだ。

そう考えると昨今、マイクロクレデンシャルの重要性は良く理解できる。何かを学ぶ際に、全体像を全て時間をかけて学ぶのではなく、学習内容を詳細に分けて個別に学習する。その際に個別に認証するやり方だ。企業の社員に対して、デジタルリテラシーを高めてもらいたいとして、全てを習得するには相当の時間がかかるが、好きな分から、或は必要な分からつまみ食いして学習することで、柔軟に昨今の取組に対応できるようになるからだ。

ただ、それぞれに対して、修了書や認定書の類があったり、無かったりして、その発行元がそれぞれに違っていたら、整合性を取るのが非常に厄介だ。従来は、大学で何かの学位や修士を履修することができたら、その分野を大学が認証していたので良かった。しかし、マイクロクレデンシャルの場合は、そもそもいろいろな機関が様々に学びを提供することになる。すると、それらを蓄積して承認する仕組み、デジタルバッジの統一があると便利だと思う。

今のペイペイやメルペイや楽天ペイなどのように、様々な利害関係者が乱立した電子通貨やポイントのように、互いが融合して互換性があれば便利だ。少なくとも、この人は、この分野のこの知識については一定の学びがある。として、実際にその人が使えるか否かは別として、知識を得ているか否かを証明することにはつながる。ここにブロックチェーンのNFTなどを活用して証明書を発行することができれば、大企業や中途社員を採用する際のスクリーニングが非常に楽になる。最も、個人で商売をして、実際の成果を売る人間は証書があっても無くても、実力が出せれば食えなくなることは無いが、大きな社会に沿いくしたい個人にとっては保持したいバッジになると思う。

リクルートやマイナビ、あるいはパーソルあたりが標準化するか、或はグロービスやBBTなどのビジネススクールが標準化するか。あるいは、どこぞのベンチャーが言い出しっぺとなり市場を形成して、上記の業界のトップや2位にバイアウトして業界標準を作るか。何か良い気がする。

(過去の記事)
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