カモメになったペンギン

2008年1月22日 火曜日

早嶋です。



本日は、瀬高町商工会で『儲け力養成講座』の財務編でした。参加された瀬高町商工会の青年部の皆様、ありがとうございました。



カモメになったペンギン」を読んで生ごみとカラスのことを考えました。カラスといえば、我々人間にとって心地の良い存在ではありませんね。例えば、朝早くから生ごみを漁っているカラスを見ると正直脅威さえ感じます。



しかし、カラスだって生きています。当然、食べ物を得るために都会の生ごみに集まるのは自然の摂理です。そんなカラスでさえ世の中の環境に柔軟に対応するカラスと対応できないカラスがいると思います。



例えば、ある地区では朝カラスが生ごみに集るのを見かねて、生ごみの収集を夜のうちに行う地区が出てきたのです。従来のとおり、その地区で生ごみを待っているカラスは、待てども待てども餌にありつけることができないのです。逆に、いち早くその変化に気づいたカラスはきっと、その地区をあきらめて、別の地区に移ることでしょう。



世の中の環境変化にはあらゆる困ったことが存在していると思います。そして、その困ったことの塊には、必ず市場が存在するでしょう。「困ったこと」を解決するソリューションが世の中に出れば、それを欲するマーケットがあるからです。企業は、困ったことの塊を見つけ、その解決方法を自社の強みを活用して提供するかできないか?という発想を持つことが顧客思考ではないかと考えます。





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