ナンピン買い

2007年12月11日 火曜日

早嶋です。



本日は、東京にて企業研修の公開セミナーでした。早嶋は、ロジカルシンキングで参加させて頂きました。約10社の企業の人事担当の方々が参加されており、現在、提案させていただいている企業研修の内容を体感していただきました。参加者の方々、お疲れ様でした。



さて、以前、サンクコストについて書きましたが、株式のナンピン買いもサンクコストの概念を考えたら、どうも合理的では無いと考える事が出来そうです。



ナンピン買いとは?ある株式を200円で購入したとします。しかし、その株価が2ヶ月後に100円になったとします。そこで、もう一株購入しました。このようにする事によって、平均購入価格を200円から150円にする事が出来るからです。このように、同一株式を値下がりした時点で買いますことによって平均購入価格を下げることをナンピン買いといいます。



では、何故、ナンピン買いが合理的では無いと考えたのか?例えば、2ヶ月後の時点で、100円を他の投資に回す選択肢も考えられるからです。合理的な判断だとすると、100円で購入した株式が、今後、上昇すると判断したでしょう。しかし、ナンピン買いの実際は、2ヶ月前に200円で購入した額が影響していると考えるとどうでしょう。



サンクコストとは、意思決定を行う際に、それよりも過去に行った投資額で、既に埋れたコストのため、今後の投資判断んに一切影響を及ぼさないという考え方です。



とすると、ナンピン買いは過去を振り向いた意思決定の要素が強いので合理的な意思決定とはいえないかもしれません。いやー、このように考えると、そうかもしれませんが、やはり、ナンピン買いをした経験が多々あります。



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