メトロセクシャル

2007年12月9日 日曜日

早嶋です。



メトロセクシャル(Metrosexual)という言葉、Metropolitan(都市に生活する人)とHeterosexual(同性愛者)との造語です。



2000年以降、NYを中心に洗練された都会的な男性ということで、一つのマーケットが形成されつつあります。日本でも最近、ちょういと意味がずれてきてはいるものの耳にされた方が多いでしょう。



この言葉の起源は2000年以前で、94年。英国の作家で評論家でもあるマーク・シンプソン(Mark Simpson)氏が著書「It’s a Queer World」の中で使った造語のようです(all about Japan参照)です。



都会に住み、美的センスを尊重、ファッションにもこだわり時間とお金を費やす人。自分と女性をこよなく愛す。なんか結構気持ち悪い印象を持つのも仕方がない。アメリカではもともとゲイがそういったライフスタイルをとっていたとされるからです。



しかし、2000年頃より、ゲイではなく、いわゆる普通のストレートの男性がメトロセクシャル的なライフスタイルをとり始めました(取り始めた方がいる)。具体的なイメージを出せば(ペルソナ的には)ディビット・ベッカム氏になるでしょうか。



言葉が浸透し始めると、マーケットの成長の始まりです。実際に、メトロセクシャルという言葉でセグメントしやすい商品が成長していることに気付きます。メンズエステや男性用化粧品。例えば、SHISEIDOMENなんかは最たる例でしょう。



目新しいものでは、ソニプラ(現プラザスタイル)が07年の春にオープンした新丸ビルの中の男性に特化した雑貨店、QUOMISTなど。身近なところでも香る菓子など、メトロセクシャルをターゲットとした商品が溢れていることに気付きます。



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