リード&リターン

2007年11月2日 金曜日

早嶋です。



本日は、地場のソフト会社でビジネス・ライティングの研修でした。9時から17時まで、参加者の皆様、お疲れ様でした。



古本と言ったら、ブックオフ。もはや目的ブランドになっているブックオフのビジネスモデル、すこぶる単純明解です。額面の10分の1で古本を仕入れ、半額で販売する。売れない本は100円に値下げして流動化を図る。



場所は変わって、米国アトランタ。リード&リターンという販売プログラムを展開しているパラディーズ・ショップス。同チェーンで購入した書籍は、6ヶ月以内に返品すれば購入価格の50%を返金してくれるのが特徴です。現在、全米60箇所の空港やホテルなど500店舗を展開しています。



パラディーズ・ショップスがリード&リターンを始めたきっかけは、空港の時間つぶしに本を買うのは良いが、読み終わった後はお荷物になってしまう、という顧客のニーズから。例えば、NYの空港で本を買い、サンフランシスコで返品する事も可能なわけです。空のたびにおける待ち時間を解消して、お荷物になる本も返却すれば50%が戻ってくる、とってもありがたいプログラムですね。



返品する条件は、販売後6ヶ月のみで、ほんの状態は問われないようです。ここのショップは、とってもカスタマー・オリエンティッドな会社だと思いました。



パラディーズ・ショップスは、03年秋に試験的に同プログラムを開始し、04年秋から本格的に導入。その結果、全体で25%の売上増が確認されたそうです。そして、今では月に7000冊がリサイクルされているそうです。



売った本を買いますよ!、パラディーズ・ショップスのリード&リターンプログラムはお店にもお客さんにもWin-Winというとっても理にかなったプログラムだと思いました。



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