小学校

2019年4月15日 月曜日

早嶋です。

長男の成長とともに、久々に小学校を体験することになりました。

入学式。通うことになる小学校は、地域との関わりが深く、入学式にも地域の民生委員の方々の列席がありました。セレモニーの中で特徴的であったのは、6年生全員が、新入生に対して歓迎の演目があったことです。小学生として過ごすある一日を寸劇で再現し、不安を軽減し、期待をふくらませる演出でした。

6年生のかかわりは、他にもありました。初めて教室に入る新入生に対して、ランドセルを置く場所や、配布物の確認、トイレやその他主要施設の案内などを複数人のチームで細かくサポートしていることです。6年生はリーダーシップを各々発揮して新入生をフォローしています。素晴らしい取り組みだと思いました。

教職員の男女比率を見て感じたことは、今の社会と全く逆で、完全に女性が多いことです。新入生の担任はすべて女性教員で、他の学年をみても男性よりも圧倒的に女性教員が多かったことです。僕が小学生のときは、やはり男性社会だった記憶が強いです。

入学式終了後、小学校、PTAから保護者に対して様々な説明やスピーチがありました。基本的に小学校のプリント文化は、きっと僕が小学生のときと殆ど変化がありません。変わったことと言えば、個人情報の規制がつよくなり、それによって手続きが品雑になっていること。電話番号の共有からメールの共有に変化したこと程度です。

入学後、1週間程度で様々な登録や届け出、入会する必要があるようですが。すべての情報があのわら半紙にかかれており、フォーマットもバラバラ。そして、用紙によっては大きさもまちまちです。説明に対しても、各々の責任者が話、まとまりがない状況。きっと、準備するのもその後の処理をするのもさぞかし手間をかけていることが推測できます。

例えば、すべての資料や提出の基本を電子化して、対応できない家庭を紙ベースにするだけで、入力の手間と提出のミスと集計の手間が段違いで良くなると思います。

入力。来週提出しなければならない資料が山のようにありますが、全てフォーマットがバラバラなので、毎回、子供の名前と保護者の名前を書く必要があります。それから住所なども。資料によっては、どこに記入をする必要があるのかが非常にわかりにくいものも多数です。きっと、入力ミスが多くて手戻りが多いことが推察できます。

提出。基本、学校に提出する際は、当たり前ですが、子供が媒体となって提出します。資料の大きさがランドセルよりも大きな封筒に入っているため、どうやって運ぶのだろうか?と疑問に思う使用も混在しています。また、提出先が資料毎にバラバラなので、提出するところでも混乱とモレが生じるだろうな。と推察できます。

集計。全ては紙ベースです。したがって、プリントを上として保存する。あるいは、誰かが再度入力するという仕事をずっと継続していることを思うと頭がさがります。

これだけ、事務作業が多いのであれば、学校に1人、専属の担当者を置き、基本的な役割は書類や提出物の標準化と管理を行うとすると良いのかな?と思います。ミッションとしては、先生のサポートと事務作業の効率化です。提出物は電子的に管理して、提出の仕方や、電子的な入力の仕方を工夫することをミッションにする。また、この組織は自治体をまたいで、学校共通で把握すべき情報はすべての入力フォーマットやDBを統一化する。とすれば、統計調査の必要性もなくなるでしょう。

役割としては、期限を3年程度にして、その後は、複数の学校あたりに1人の専属を置き、仕事の改善と新たな標準化の提案を進めていく。のような取り組みです。

まぁ、去年も「おなじようにやってきた」からと言って、なかなか制度を変えてこなかったのでしょうが、少子高齢化、働き方改革、生産性革命というこの時代だからこそ、外部の機関の知恵を取り入れて、本来のゆとりある時間を先生たちが持ってくれれば良いと思います。



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