2019年の経済は低迷か

2019年1月7日 月曜日

早嶋です。

2018年の総括を鑑みると世界的に2019年は減速すると考えられます。International Monetary Fundの世界経済の見通し(2018年10月)によると、主要国・地域のGDP成長の予測においてほとんどの先進国、新興国が2018年よりも成長が低迷する予測を出しています。

特に米中貿易戦争を始めとする政治リスクは2019年は更に高まると予測でき、2015年から16年に起きた世界的な景気減速が懸念されます。米国を中心とした独りの指導者が経済をかき回す動きが定着し、その影響が大きく出始めると思います。

実際、これまで米国は民主主義と自由を軸に世界にある種の道徳律を提供する存在でした。しかし、今は堂々とアメリカ・ファーストを掲げる国になりました。更にネットやSNSの技術発達により情報の民主化が進みます。情報を独占できなくなったメディアの影響が低下し、発言力が大きい媒体や個人が一般層に語りかけます。真実は、実際と異なり受け入れた層の規模が大きくなれば真実と映るようになります。また、経済を動かしてきた大御所は過去150年間くらいかけて積み上げた学説を破壊する近年の動向を完全に受け入れることができていません。結果、現実と理論の乖離が進んでいます。

2019年のスタート、皆さんはどのように活動を開始されますでしょうか。



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