危機管理

2006年2月7日 火曜日

早嶋です。



先ほど、郵便箱の中に、一枚のはがきを見つけました。松下電器からの葉書。



「松下電器より心からのお願いです。安全に関わる重要な内容ですので、ご開封のうえ、ぜひともご確認いただきますよういま一度お願い申しあげます。」



これは、昨年末におきたFF石油温風機及び石油フラットラジアントヒーターに関して、一連の事故に対しての対策の1つです。去年の12月2日に山形にて事件がおきたあと、松下の対応は、先例のないほど徹底したものです。これは、今後のPL(Product Liability)のスタンダードとなるものだと感じました。



年末は、1年で最も稼ぎ時で、各社が年末商戦を繰り広げる中、松下はTV・ラジオ・新聞で問題商品の回収と告知を繰り返していました。人身事故に対しての松下の非難は、短時間で沈静化され、寧ろその対応に松下の信頼は高まったとさえ思えるほどです。松下のブランド失墜に成りかねない事件に対しての対応は、今後の業界標準となるでしょう。





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