趣味の旅

2007年5月22日 火曜日

早嶋です。



2007年は団塊世代の一斉退職に伴い、様々なビジネスチャンスが訪れます。業界各社は、自社の強みを活かした商品開発を行い、団塊世代にターゲットを絞った展開を行っています。



その中で、JTBは定年後の趣味に着目した新商品「趣味の旅」を展開しています。名前こそパッとせず、ありふれた感がありますが、その内容は出発の何ヶ月も前からセミナーや研修会を重ねて旅行に備えるという濃厚な構成です。



例えば、第一弾の「野鳥撮影の旅」。この旅の目的は、パプアニューギニアやコスタリカで熱帯の色鮮やかな野鳥を撮影することです。野鳥撮影の旅は、先ず、野鳥撮影のセミナーから始まります。こちらでは、撮影機材の紹介や使い方を説明するのです。次に旅行説明会。こちらでは、旅程や現地で撮影することが出来る鳥の種類を事前に学習していきます。そして、撮影機材の練習撮影会。実際に持っていく機材を使って動物園などで撮影の研修を行います。



これで準備万端。実際に愛好家が夢見る海外の撮影ツアーに出発するのです。そして、旅行が終わると、今度は写真交換会が開催されます。旅先で撮影した思い思いの写真を皆さんで展示しあうそうです。



まさに至れり尽くせりですね。高度成長期に若い世代を過ごした団塊の世代は好奇心が強いと言われる反面、仕事人間も多いといわれます。趣味をテーマにした旅行企画は数多くありますが、JTBは商品の事前セミナーなど、趣味をこれから見つけたい人にとっても参加しやすい親切な入り口機能が人気の秘密なのでしょう。



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