富士フィルム

2006年2月1日 水曜日

早嶋です。



今朝の記事で、富士フィルムは5000人の削減を発表してました。これはカラーフィルムや印画紙などの写真感光材料部門の人員が対象です。



昨年の暮れぐらいでしょうか?TVCMの中に、機木希林さんがデジカメで紅葉の写真を撮っていると、空からタカが飛んできて、希林さんのデジカメを奪い取っていくCMがありました。それから、”こまめに写真にしておきましょう、フジカラーのお店プリントで”と。



デジカメで取った写真は、PCで管理するし、個人のプリンタで出力することも容易な時代。コンビにでも、TUTAYAでも自由にプリントアウトできる。そんな中にフジカラーのお店に行くメリットは?



そもそもフィルムからデジカメに移行した大きなパラダイム・シフトの中で固定費が高い現像ラボを維持し、宣伝している。富士フィルムの変化に対してのスピードの遅さを感じました。



もちろんデジカメ路線に変更するのも良いのですが、携帯に高機能なデジカメが付いているのが当たり前になる今、正しい選択なのか?大きな変化が起きたとき、生き残り自体を心配する保守的な企業は生き残ることさえ出来ずに衰退してしまう。セス・ゴーディンの言葉を思いました。







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