独立開業

2015年5月18日 月曜日

独立して食べるために行うことは、フィーを取ることを考える前に、自分が提供している何が価値があるかを考えることだと思います。その価値は万人受けする必要はなく、対象の方がお金を払ってでも欲しいサービスであることが大切です。

その時に、提供側としては、その商品に自分自身が自信を持つことが大切です。

コンサルという商売は資格がありません。コンサルの経験があるからと言って独立開業してすぐに儲かる商売ではありません。独立して稼ぐためには、マーケティングリスク、プロダクトリスク、ファイナンスリスクを追う必要があるからです。

例えば自分自身を商品として売り込んだ時に、誰に対して、どのように自分の価値を提供するかの販促はコンサルファームにいるときは学べないし経験できません。ので、先ずは販促活動や営業活動にもがき苦しみます。

例えば自分自身が価値だと思っているものを対象の顧客が欲するように商品化することも結構たいへんです。大手ファームにいれば、全てを自分で行っている気になっても実は様々なことを組織で分担して行っています。本当に自分が提供できることはなにか、それを絞込、かつ、顧客に取って有益なものを提供することは案外むずかしい作業です。

更に、独立開業した瞬間からコストが発生します。考える作業であれ、営業する作業であれ、時間を消費することは全てコストです。仮に1円も経費をかけないでも、本来は稼げるはずのお金を稼げていないのだからコストが発生しています。従って独立してすぐに食べられると考えるのではなく、最悪1円もお金が入ってこなくても半年は行きられる環境や資金を準備していることは大切なことだと思います。



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