中国の成長

2007年1月15日 月曜日

早嶋です。



久々に株についてのコメントです。



06年のアジア市場の相場は、5月の米国金利上昇の懸念材料によって、03年から続いた世界同時株高が一旦終了となりました。ここ2-3年のアジア株は、BRICsに象徴されました。以下は、02年末と06年5月でのBRICs市場での比較(総合株価指数)です。



 ロシア:5倍

 インド:3.8倍

 ブラジル:3.7倍

 中国(香港H株):3.7倍



BRICs市場は、06年5月に株価上昇の終止符は打たれましたが、06年の年間の株価上昇率を見てみると、その市場の顕在性が伺えます。以下は、06年の上昇率です。



 中国(香港H株):94%

 ロシア:71%

 インド:47%

 ブラジル:33%



06年の中国は得に注目する点があります。それは、香港H株以外の指数を見てみると分かります。以下は、06年の各指数の上昇率です。



 上海総合指数:130%

 シンセンB株指数:122%

 上海B株指数:110%

 シンセン総合指数:98



上記より、中国関連指数は世界トップクラスの上昇パフォーマンスを示していることがわかります。



では、何故、中国市場は世界を席捲することが出来たのでしょうか?これには中国の3大革命が原因だとおもいます。すなわち、市場改革、銀行革命、為替革命です。



この結果、中国本土市場の時価総額は、05年末の3.2兆元(約48兆円)から06年末には8.9兆元(約134兆円)と2.8倍に拡大しています。また、香港市場も同様に8.1兆香港ドル(約122兆円)から13.2兆香港ドル(約198兆円)と1.6倍に拡大しています。このままのペースで市場が成長したとすれば、東証一部の時価総額546兆円は約2年後に追い抜かれるということになります。



中国は、成長が鈍化しているという見方もありますが、株価の成長を見ている限り、その限りではないですね。



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