ビジネスプラン

2006年12月27日 水曜日

早嶋です。



ビジネス・プラン(以下、BP)についてです。日本語では、事業計画書と言ったところでしょうか。さて、BP、皆様はどのようなイメージをお持ちですか?また、どのようなときに必要だと思いますか?



BPという言葉を近年、よく耳にしますが、企業と起業家にとって必要になる資料です。企業にとっては、既存のビジネスモデルを構築するときや、新規事業の立ち上げを目指すときに必要になりますね。一方、起業家にとっては、ベンチャーキャピタリストやビジネス・エンジェルといった投資家から出資を仰ぐときや、銀行などの金融機関、自治体から融資を受けるときに必要になります。



上記を考えれば、BPの目的が見えてきます。大きく2つです。1)事業のシミュレーションを行う、2)投資家へのプレゼンテーションを行う、です。



事業のシミュレーションですが、BPを書くことによって、考えているビジネスが行き当たりばったりではなくなります。仮説と検証を繰り返してプランを練っていくからです。また、BPは成功の道筋を考えるだけではなく、リスク面も考えます。その意味では、仮に失敗するビジネスであったとしても、損出を最小限にとどめることもできるのです。



ビジネスを始める場合には、大いに資金が必要になります。自身で資金を100%準備できることは理想ですが、そうはいかないですね。そこで、起業の際に、投資家に投資してもらったり、金融機関から借り入れを行ったりします。BPは、その時のプレゼンテーション・ツールとして非常に重要な役割を果たします。投資家や金融機関は、そのビジネスアイデアが事業として成り立ち、かつ将来的に十分に利益を上げることを前提に判断するでしょう。



となるとBPには、事業リスクの洗い出しやそれに対する対象方法が必要です。また、事業の成長性や収益性を明らかにすることは当たり前ですね。投資家は、将来のリターンに期待しているのですから、それを提示すると言った意味になります。また、投資家や金融機関は、これまでの経験から、単独でビジネスを行う人の投資や融資は避けています。そのために、BPにはマネジメントチームの役割と能力を説明しておく必要があります。



上記を考えると、BPに必要な項目が洗い出すことができます。実際に、BPを書いたときのチェックポイントとしても活用できます。



1)事業・商品が明らかにされているか?

2)事業を行うターゲット顧客が明らかにされているか?

3)可能性が明らかか?

4)事業の全体像が見渡せるものになっているか?

5)特徴や優位性を持っているか?

6)競合が明らかにされているか?

7)事業を行う市場調査が十分に行われているか?

8)ミッション・ビジョンが明らかにされているか?

9)戦略体系や計画が明らかにされているか?

10)チームの役割分担が明らかにされているか?

11)事業収支の算定が明確になっているか?

12)リスクマネジメントができているか?

13)マイル・ストーンの設定が明らかにされているか?



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