過去の延長の愚

2013年1月14日 月曜日

早嶋です。

とある企業で商談をしていた時。相手が課長のみの時は、その方が中心にドンドンお話をされます。しかし、部長と同席をした瞬間に、一言も話さず無口のまま。これまで打ち合わせしていた内容が全く異なる方向にいっても、一言も口を開きません。そもそも事前の共有は?と疑問を持ちました。

そこで、再度部長さんを交えて決定した内容で仕切り直し。再び、詰めていただきながら、最終確認のために部長から役員に説明して頂きます。で案の定。部長は、役員の前ではだんまりして、結局は、またもや違った方向で話がまとまります。そして、その方向は、元々課長と詰めた内容。

一体、課長や部長や役員の関係は何なのでしょうか?と感じました。

大きな組織では無いのに、階層が複雑で10数年前と同じ発想の組織構造、意思決定機関のままです。それでいて新しいビジネスで新たな売上を発生しないといけないと指針を掲げています。過去の継続で成果を出すためには、そのやり方があっている場合です。そして、正解であれば、成果が出ていますので、業績が毎年右肩下りであるはずがありません。

であれば、過去からのやり方にメスを入れる必要があります。経営資源の中で、戦略が正しければそれでOKだとは思いません。ヒト、モノ、カネの再配分をゼロリセットして見直すことも必要です。



コメント / トラックバック1件

  1. あつろう より:

    なるほど、
    組織の意思決定が機能しているのであれば、業績は右肩上がりのはずだから、新規事業をおこす必要がない。同感です
    価値観とかバリューとかミッションって全社的に共有していなかればならないのに…

    現実には実務者、担当者レベルではOKでもそれが上にいくほど通りにくっかたりしますよね。
    早嶋さんの今回のケースが偶然にも現場レベルと最終的な意思決定が一致したレアなケースでしょうね。

    なにはともあれよかったとおもいます

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