リサイクルのモデル

2012年5月17日 木曜日

先日、不要になった食器棚を処分する機会がありました。ゴミとして捨てる場合、引き取って頂くのに5000円かかります。2年前に購入して、程度も良く、まだ十分に使える。しかし、引越のため、どうしても処分する必要に迫られました。どなたかに引き取ってもらうにしても、運ぶ事が出来ません。

そこでネットでググりました。ハードオフのように、中古の家具から家電製品、ブランド品から小物まで、ありとあらゆる商品を出張査定して買い取ってくれる業者が多数ありました。その中で、一番上位にあった会社に連絡して査定してもらう事に。引越の前日に査定して頂きました。結果、3000円。処分する費用がかかると思っていたので、お願いしました。

このような中古市場の業者さんのビジネスモデルは、明らかに型番や商品が分かるものは価格の1割程度で引き取り、20%から30%の利益を乗せてオークション会場で売却するそうです。そのオークション会場では、主に中古品を扱う業者が商品を競り落とします。オークション会場で特に売れるものはやはりブランド品。しかし、あまりにも高価であったり、物理的に大きなものは売れなくなります。

例えば、大きすぎる家具等は、そもそも中古で流通させても、買い手が付かないのが理由です。合理的に購入するそうは、どうしてもある程度コンパクトな家具であったり、棚であったりを求めます。これは理にかなっていますね。キャッシュに余裕がある世帯は中古に見向きもしないということでしょう。

時期も重要です。2月後半から4月後半までは引越による不要な商品が多く出回るため、買い取り価格は下がります。これは、オークション会場に商品が多数集まり、売れ行きが鈍るためです。業者としても、買い取った商品を在庫することはコストなので、オークション会場で取引される価格帯よりも安く買い取るため、必然的に買い取り価格が安くなるのです。

一方、ボーナスシーズンの6月末から7月中旬、12月初旬頃は、中古マーケットの商材も品薄になり、かつ需要が増すため、買い取り価格が高くなります。もし、不要なハードがあって、早急に処分する必要はないけれど、その内、どうにかしたければ、ボーナスシーズンに中古買い取り業者に連絡すると、思ったよりも高値で買い取ってくれるかも知れません。



コメント / トラックバック2件

  1. 椿事 より:

    なるほど、中古品にも、そんな相場の波があるんですね。
    スキー用品は春先に安くなる、マリンスポーツ用品は秋に安くなる、というのと同じですね。

  2. biznavi より:

    このコンセプトは後だしじゃんけんですね。すでに売れる相場に利益を乗せて売る。これで大きく成功している企業はガリバーでしょうか?

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