市場化テスト

2006年11月6日 月曜日

早嶋です。



内閣府調査によると、96%もの人が、「市場化テスト」の仕組みを知らないとの事。



市場化テストとは、国や地方自治体が行っている公共の仕事を、事業の効率化やサービスの向上を図り民間が参入する道を開くものです。「官民競争入札」とも呼び、様々な公共サービスについて官と民がコストやサービスの品質の両面で競争を行います。そして、優れたほうが落札する仕組みで、小泉内閣が進めた官から民への改革の大きな柱の一つでした。



「既に民間に開放されているのでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、市場化テストは、一部のサービスを外注するものではなく、公共サービスを丸ごと民間企業にも開放するのが特徴です。従来の民間委託では、事業や業務の管理主体は行政機関が行い、実施する主体が主に民間という形でした。



市場化テストは、日本ではなじみ薄ですが、官が独立している公共サービスに民が参入する機会を提供する手法として、欧米諸国では実践例がすでにあります。例えば、上下水道、道路、刑務所の維持・管理などです。



お役所仕事と言うと、サービス精神ゼロ、コスト意識ゼロ、効率悪し・・・、というイメージを持ちますが、競争原理が無く緊張感が全く無くなってしまったから、そのような意識が芽生えたのかも知れません。



市場化テストとは、お役仕事を追放しよう、と言ったスローガンのもと立ち上がったと言っても良いでしょう。民間が入札すると、当然、利益体質になります。そして、法人税という形で国も潤います。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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