少子化の脅威

2011年11月21日 月曜日

草食系の男子、増殖中。今の社会を風刺した言葉ですが、強い恐怖を覚えます。昨今の日本は、いわゆる団塊の世代と言われて日本を牽引して来た世代が毎年80万人ずつ就業人口から外されています。一方で、新しく就労人口に加えられる世代は40万人。正味で40万人の労働が毎年減少していることになります。これでは日本経済が更に成長するとは考えにくいです。

今、草食系と言われる世代は、生まれてからずっと経済の変化、成長を感じたことが無いと思います。はじめから一定レベルの生活があり、何一つ不自由な経験をすることもない。一方では、自分の親は一生懸命仕事をしているのに、給与もあがらず、変化が見られないのだから、頑張ることに意味を感じない。極端な話、一生懸命、家族のために仕事をしているお父さんよりも、ちょっとバイトして小遣い稼ぎをした方が、多くのお金が手に入る。このような環境下では、覇気がなく、野心に満ちあふれる若い世代が出来にくいのも無理は無いかも知れません。

ICTが発達して、どんなことでもバーチャルな世界で体験が出来るようになっています。実際に目で見て肌で感じる重要性を知らないで生きているのかも知れません。メールやチャットなど、電子媒体を駆使したコミュニケーションはとても高度ですが、直接の対人コミュニケーション能力は極度に低下しています。バーチャルでやり取りをしているあまり、人の痛みや感情を汲み取ることが弱くなっているのかも知れません。

そういう私も社会人になって3年間は、何となく過ごしていました。仕事はそこそこ頑張っていましたが、何かを追求するというよりは、言われていた研究を行っていました。そんなとき、司馬遼太郎の坂の上の雲を読みました。大学を出たばかりの秋山兄弟が日本の将来を切り開いて行く。同じ20代の人間で、同じ大卒の人間。時代が違うとは言え、自分はこのままで良いのだろうか?と疑問を強く持ちました。それから、本田宗一郎さんや松下幸之助さんなど、若くして志し高く起業した人々の伝記を読み、ビジョンを持つこと、考えること、実際に行動すること、失敗すること、そこから学ぶこと、を感じました。

頭で考えたら行動する。行動しながら考える。考えただけ、動いただけより、自分のビジョンにかならず近づきます。大きな一歩を踏むのではなく、小さな一歩に落とし込んで、その一歩を着実に歩み続ける。時には嫌になることも在るけれど、そんな時は気晴らしを行い、次の日からまた着実に歩いて行く。

混沌としている世の中は、混沌としている思考から生まれていると思います。皆で坂の上の雲を目指しましょう!



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