性急なお家柄

2011年7月9日 土曜日

早嶋です。

慎重に意思決定をすすめる日本に対して、韓国は早いと言われます。これは歴史的な背景や地政学的な理由があると思いました。先日、韓国籍の知人と話をしていた時のことです。日本は海に面していて、隣国から責められるリスクはありますが、韓国の場合それ以上です。国土面積は1/4程度の韓国は常に大陸からの侵略の可能性にさらされてきました。現在も北朝鮮の脅威は日本の比ではありません。

そのような背景から、李朝依頼、一貫してスピードが必須になってきているのです。従って、今日決めることは今日決める。という発想が染み付いています。走りながら考えるという発想は、日本の気質に合いませんが、韓国では走りながら考えるという発想がDNAに染み付いているのです。

緻密な計画のもとにじっくり攻めこむ日本に対して、始めたら半分終わったも同じ、という格言がある韓国。議論に時間を奪われないで何事も迅速に意思決定をすすめる。知人との話で軍隊の話題もありました。徴兵制度です。意思決定のスピードはその経験もあるのかも知れません、ほとんどの成人男性は軍隊の経験を持っているからです。軍隊では意思決定を早めるために、上官の命令に従い、迅速に行動する訓練を徹底するそうです。これらの経験がビジネスにも役に立っていると言います。

昔と違って変化が早いビジネス。慎重に考えて、失敗の可能性の少ない手法を見出して実行する場合、実際に実行したときは既に考えた時期とビジネスの環境が異なっていて、せっかく見出した手法がそもそも合わないってことになっているかも知れません。



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