チリンチリン・アイス

2006年8月31日 木曜日

早嶋です。



本日は、終日長崎で仕事でした。長崎は今日も雨だった、歌にもありますが、終日良く降っていました。



長崎の名物に「チリンチリン・アイス」なるものがありますがご存知ですか?別名、「アイスクリン」とも呼ばれています。くんち(長崎を代表する縁日)や、ランタンフェスティバルなどのイベントの時や観光地に、何処からともなく、おばちゃんがアイスが入っている台車を引いてきて、100円で販売しているアイスです。



とてもおいしい!というわけではないのですが、素朴な味で、ついつい食べてしまう。そんなアイスです。



この、チリンチリン・アイスにもマーケティングの視点で見ていると面白い発見がありました。グラバー園の入り口付近で売っているチリンチリン・アイス。なんとアイスの形をバラか、チューリップにカスタマイズできるのです。コーンの上に載せるアイスを、おばちゃんが器用にバラの形に仕上げたりチューリップの形に仕上げたりして提供。価格は通常の50円増しの150円なのですが、このプレミアムに観光客が大賑わい。



チリンチリン・アイスをチリンチリン・アイスとして提供すると100円。しかし、提供する形状を変えることによって新たな商品として位置付けることが出来たのです。ポーターの競争戦略で言うところの集中戦略にあたるでしょうか?もともと人が集まる観光地、グラバー園の入り口で、他のチリンチリン・アイスのバイヤーと差別化を図っています。これは、アイスそのものよりも、バラやチューリップの形をその場で作ってくれたという経験を提供しているとも考えることができますね。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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