iPhone 4⇒iPad⇒MacBook Air

2010年11月1日 月曜日

コンサルの仕事やワークショップで経営者の方々と話をしているとき、多くの経営者がiPhoneを利用していました。メールチェックやスケジュール管理、簡単なドキュメント管理ができるのが理由です。このような機能を満たスマートフォンは世界ではブラックベリーが主流でしたが、日本に導入される当初、複数契約を前提としたソリューション形式での販売だったので、中小企業の経営者は購入しやすいiPhoneを選択したのでしょう。

それからスマートフォンが徐々に普及し始め、イノベーターからアーリーアダプター、そしてアーリーマジョリティーの層が利用し始める時期に、アップルはiPhone 4を発売しました。言うまでもなく、iPod、ビデオカメラ、モバイルインターネットデバイスにもなるGSM携帯電話です。Eメール機能とGPS搭載のマップも備えていて、これまでのiPhoneよりもさらに強化されたスマートフォンです。

そして何よりも注目すべきはその価格帯。実質通信料を払えばタダ同然で購入できるように見せかけているプライシングに、これまでiPhoneを横目に見ていた人が一気に流れている感じを受けます。

iPhoneに慣れると、多くの人がディスプレイの小ささに何か違和感を持ちます。もちろん、従来の携帯と比較すると小さいディスプレイの中にも見やすい工夫はされています。初めは二本の指をひろげながら画面を拡大したり、縮小したりする行動に感動を覚えますが、2週間も経つとその行動をとりながら文字を拡大したり、画像を拡大したりするのに面倒くささや、画面のちいささに何か違和感を感じます。

そのタイミングで今度はiPadが登場します。iPadもアップル信者は発売と同時に購入して、どのような所でも持ち歩くので、発売から時間が経過すると、iPadを持っていないiPhoneユーザーは一度や二度はiPadを持っているユーザーのを借りて、そのディスプレイの大きさに感動を覚える事でしょう。

iPhoneでなにやら画面の小ささに関して違和感を覚えていたのを全てクリアしているからです。そして自分に言い訳をしながらiPadを購入します。9.7インチのタッチスクリーンは斬新で、タブレット型のパソコンは、新しいプレゼンのスタイルを提案します。そしてこれまで違和感を感じていた文字や画像が読みやすい!と感動を覚えるでしょう。

700gの重要はレッツノートの小さいサイズとあまり変わらないのでiPadは鞄に入れ、いつでも持ち運んで、暇があればカフェでiPadでネットサーフィン。買った当初は毎日のように眺める事でしょう。しかしやはり2週間もすると、持ち運ぶことに何か違和感を感じます。

閲覧するツールとしては良いのですが、タブレットPCで入力はソフトウェアなので、文字の入力が出来にくいな?と。ディスプレイが大きい分、iPhoneと比較すると文字入力は容易ですが、PCと比較するとどうにも都合が悪い。

そんな時、救世主が再び現れます。MacBook Airです。これまでに見てきたPCよりも美しく薄く軽い。しかも起動が早くほぼ、PCを開けたら即利用可能。マルチタッチトラックパッドという新しいコントローラーを備え、iPhoneユーザーをくすぐります。HDをやめフラッシュメモリーを使っているせいか起動時間も長くなりました。そしてなんといっても、当たり前ですが、フルサイズのキーボード。文字が打てる!サクサク書ける!

個々のタイミング、発売時期。これは偶然だろうか?必然だろうか?スティーブ・ジョブス。やはり神様のような経営者なのでしょうね。


早嶋聡史






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