第二キャナルシティー

2010年9月18日 土曜日

キャナルシティー博多の隣接地に計画中の第二キャナルシティ。リーマンショック前は10階から11階建ての複合施設を建設する予定でした。そこには核テナントとしてディズニーの屋外型施設が進出するはずでしたが、リーマンショックで白紙に。

そして今の計画は鉄骨作りで2階建て簡素な形式の建物。そこに誘致する目玉はH&M。つまり、ファストファッションを中心に誘致する計画です。

現在、計画予定の土地は駐車場として利用されていますが、上記の工法だと着工から半年程度で開業が実現できます。同時に建設費が抑えられるのでテナントの賃料が安くなり、高額な家賃負担を嫌うファストファッションを入居させやすくする考えです。

企画側としては今後の消費者の低価格志向が続くとみているのでしょう。キャナルシティ博多には既にギャップやザラなどファストファッションが集積しています。今回の計画が進めばこの地域一帯がファストファッション天国に生まれ変わるかもしれません。

もうひとつ、工法を短期で実現できるような選択をした理由に、博多駅再開発があると思います。当初の予定も、博多駅の再開発に合わせて進めていましたが、中止に。そこで、しばらく中止の状態が続き、ようやく意思決定が行われた。

2011年3月には九州新幹線鹿児島ルートが全線開通して博多駅が生まれ変わります。第二キャナルシティ―もこにに合わせて開業を目指したい!という理由もあったのでしょう。


早嶋聡史





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