流木問題

2006年7月28日 金曜日

早嶋です。



今朝、早起きして長崎沿岸で問題となっている流木を見てきました。紙面やニュースの報道の通り、長いものでは4mくらいの根っこのついた木が海岸に打ち上げられていました。



今朝の長崎新聞によれば、この流木を処理する費用が5300万円程度になるとのこと。ただし、この金額は、現在、海岸に打ち上げられた流木を基準に算定した金額で、漂流してくる流木がさらに増えたりするとその金額はさらに膨らむでしょう。この金額は、長崎県の年間補助枠2900万円の倍近くに相当するため、県は補助額の上限を引き上げるなどの対応をするようです。



今朝、見に行ったところは、長崎市から車で1時間くらいのところで、黒崎海岸です。長崎市の北西に位置します。小さい頃、よく海水浴をして遊んでいた海岸でしたが、今朝のように大きな流木を一度に見たのは初めてです。流木を観察すると、年輪がはっきりしない木や、木に貝が付着しているなどの特徴がありました。



地元の漁師さんに話しを聞いたところ、『流木に貝が付着するには最低でも2ヶ月間海に浸かっとかんといかん』とのこと。しかも、木によっては、大きく成長している貝もあり2ヶ月から半年程度をかけて漂流していたと推測できます。報道では、直近の相次ぐ台風や山崩れなどによって東南アジア方面から流れてきた可能性があるとありますが、はっきり解明されていません。実際の木を見る限り、日本に育成している木とも異なる感じでした。



漁師さんが悩んでいるのは、海岸に流れついた流木の処理よりも、いまだ海に浮かんでいる流木です。流木は、海水に浸かると黒くなるため、海と同化して認識が難しいそうです。今回の流木のように最大20mの長さになれば、船体を傷つけたり、船のスクリューを破損する可能性など非情に危険です。



現在のところ、流木が流れ着いた海岸は、長崎県ないです。ただ、漂流・漂着した海域を見ると、海流に乗って佐賀、北九州、山口の海岸に達する可能性もあると思います。世界各地で起こっている異常気象が、身近なところにも波及しています。改めて、近年の異常気象を感じました。



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