ステップワゴンのCMを見て

2010年5月16日 日曜日

ホンダのステップワゴン、CMにウルトラマンを起用している。ターゲット世代がウルトラマン世代である事は容易に想像がつくが、その子供もウルトラマンのファンではないか?

例えば、このような家族を想定してみた。4人家族で両親が30代でウルトラマン世代。子供が5歳前後が2人。車としては、小さいながらファミリカーを利用。5歳前後の子供をお持ちの方は、子供の急成長に驚くことでしょう。きっと、家族で出かける時は、車がもう少し広ければいいなーとお父さんは思っている事でしょう。

そこにステップワゴンのCMを見る。何気なくウルトラマンが出ているので懐かしく見ている。それがステップワゴンのCMである事はなんとなく意識している程度。ステップワゴンのCMもお父さんがお家に帰って食卓で食事をしながらの時間帯に流されている。これも、ターゲットの行動にフォーカスしているにちがいない。

そして、休日。なにやら子供がウルトラマンのチラシを片手に遊んでいる。そこにもステップワゴンの姿が。5歳前後の子供は、CMを見る時間には寝ているので、新聞の折り込み広告にウルトラマンを登場させる。なにげなくウルトラマンの絵を見た事もはここぞとばかりにそのチラシを大切なおもちゃのごとく扱う。

この姿を見ている父。そろそろ車を買い替えたいなー、という願望を思い出す。そこにステップワゴン。父と子供、2世代にわたって指示されたウルトラマン。2世代にわたって影響を与えるためには抜群のマスコットだとおもう。

この様子を見ているお母さんも、車を買い替えるのにステップワゴンにしようかしらと思うかもしれない。上記のような家庭において、最終的な権限はお母さんが握っている場合が多い。子供とお父さんが何気なくステップワゴンを意識して、お母さんが最終的にゴーサインをだす。

ホンダのCMのシナリオ、こんな事を考えているのでしょうか?



早嶋聡史







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