アナログ写真とデジタル写真

2010年5月9日 日曜日

マーケティングで重要な要素のひとつに顧客の声に耳を傾けることがあります。

近年、ITの普及とともにデジタルカメラも家庭に浸透しています。昔は記念撮影と言ったらアナログの写真で、それをアルバムに製本したものが完成品として受け入れられていたでしょう。

現在も、その流れは主流かもしれませんが、全ての人が望んでいるとは限りません。アナログの写真よりもデジタルのデータを望んでいる人がいるかもしれません。

結婚式ビジネスの関係者から聞いた話です。結婚式の思い出を画像として残すサービスは、昔からあります。昔からのカメラマンは、アナログ写真にこだわるでしょう。デジタルでは表現できない情報量を持つからです。しかし、デジタルで写真を提供するカメラスタジオも増えています。

顧客の要望として、アナログの現像したアルバムを完成品として納品してもらうよりも、デジタル写真で撮った全てのデジタルデータをDVDに入れて渡してもらうほうが嬉しいからです。デジタル画像を処理する事は一時期よりも難しいことではありません。少しPCに慣れた人なら、簡単に処理できる環境になりました。

結婚式の写真も式を挙げた後に、自分たちで表現したい人が増えているのでしょう。

昔からの写真でアナログにこだわる事も大切でしょう。しかし、顧客がデジタル画像を欲しているのであれば、その理由も考える事が大切です。世の中は変化してる。もし、自分たちの顧客ターゲットはアナログ画像を求めているのであれば、関係無いかもしれませんが、顧客ターゲットがデジタル画像を求めているのであれば声を聞く必要があると思います。


早嶋聡史







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