警察の対応

2006年6月2日 金曜日

早嶋です。



昨日、営業で鹿島から武雄に行く途中の国道で、事故に遭遇しました。70代の男性が二輪で中央分離帯に乗り上げ、そのまま横転していたのです。たまたま、通りかかったので、車を脇に寄せ、110番し、救急車と警察を呼びました。男性は怪我をしているものの、意識ははっきりしていました。幸い、命に関わることは無かったようです。



この出来毎を通して、警察の対応、行動に不満を持ちました。まず、110番のオペレータです。電話口ですぐに、事故で男性が1人怪我をしているので、事故の場所を告げ、救急車を1台手配する事と、警察をよこす事を伝えました。オペレータは、救急車と警察の手配をしたようですが、そのことを確認なしに、事務的に私の名前を聞いたり、現場の状況を聞いたりです。私は、告げた事を相手が理解しているのかが分からず、ストレスがたまりました。このような状況下で必要なことは、一秒でも救急車を現場に向かわせる事だったからです。通報者の情報は、その事を確認した後に対応するべきです。コミュニケーションをとる時に、このように緊急時の時は、都度、その行動に対して確認をとることは定石です。私はオペレータに対して、”そんなことは良いから、まず救急車を至急よこせ”と半ば怒鳴りました。



推測ですが、オペレータはマニュアル通りに事務的に事を済ませているだけで、現場の状況を察しての状況判断が全く出来ていないと思います。緊急時に、あのようなオペレータの対応があるのでは、非常に不安になります。命に関わる事の重要さを全く理解していないと思います。



警察と救急車が来るまで、近くのコンビニの店員さんと、何名かの通りすがりの方々が協力して、怪我をしている男性と自分たちの安全の確保を行うために、後続車両に対して、車線を変更するように促しました。ところが警察が到着すると、またもや驚くべき行動を取るのです。このような状況下では、まず①自分の安全確保、②他に関わっている人の安全の確保、③怪我を負っている方の安全の確保、といった順番で行動を起こすのが定石です。助ける人たちが二次災害によって事故に合ってはならないからです。ところが、1台目のパトカーが到着するなり、ひとりは怪我をしている男性に、すぐに事故の状況を調書しているのです。そして、もう1人の警察官はしばらく黙ったまま。



あの状況下では、まず、素人が交通整理をしていたので、それを一名の警察官が交代して行い、もう一名の警察官は、怪我をしている男性の状況を確認するべきです。男性は、少なくとも倒れていたので、頭を強く打っている可能性と、外傷が少ないことから、腹部や肋骨の骨折の可能性など容易に考えれることです。仮に、肋骨を骨折している可能性があれば、へんに動かすことによって内臓を傷つける可能性もあります。また、頭部に衝撃があるのであればヘルメットを急に取ることは危険な行動です。警察官は何も調べる事無く、怪我した男性を半ば無理やり動かそうとするのです。警察官に対して、”無理に動かさずに、救急車が来るまでそのままの体勢にするべきです”などと私は声を発していました。後続車は既に交通整理されているので、少なくとも救急車が到着するまでは、その状態にしていても二次的な災害は起こりえないからです。



次に2台目のパトカーが到着して、あきれました。警察官が降りてくるなり、先にいる警察官に状況を確認する事なく、また、怪我している男性に事情聴取です。少なくとも先に来た警察官の方が情報と現場を把握しているので、怪我している男性が搬送される間は、先の警察官が後から来た警察官に指示をして、必要な行動をとらせるべきです。別のパトカーから降りた警察官は、現場での役割分担も考えなければ、現場の状況も把握しない。そして、自分のやりたい行動だけを自分の都合で行動している。全く、ばらばらです。警察官は何のために、2人組で組んで行動をしているのか、これでは意味がありません。



4人の警官官が連係しだしたのは、それからしばらく経ってからでした。全く呆れてしまいました。幸いなことは、怪我をされた男性の命に別状が無かった事です。警察官は、階級に関わらず、とっさの状況把握や、連係して動くことの重要性、リーダシップ、協調性といったことは日頃からとトレーニングするべきです。それと最低限のレスキューの方法や、応急処置の方法、事故等で想定される状況に対してのトレーニングも積むべきです。民間の人間が出来て、警察官が出来ないなんて本当に憤慨です。今回の警察官の例が、異例であることを願います。



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