軽car

2009年5月14日 木曜日

早嶋です。



軽carってご存知ですか?西日本の宅配会社のプラットフォームを目指した中村輪業のヒット商品です。道路交通法の改正によって、宅配業者は危機に陥ります。車の横づけが出来なくなり、そのために荷物の集配効率が低下します。中村輪業の軽carは、この悩みを解決した商品です。



佐川急便やクロネコヤマトが電動アシスト付きの三輪車で荷物の集配をしている光景は街中では大分馴染んできましたね。まさに、あの三輪車が軽carです。他にも郵政公社やオフィスグリコでも使用されています。



中村輪業は法人使用の電動アシスト付き三輪車のパイオニアでリーディングカンパニーとして日夜自転車の開発に取り組んでいます。あなどるなかれ、自転車と言っても、荷物の集配に使用するため、250kgの過重にも耐えなければなりません。しかし、近年、この分野も市場としての認知が始まり、他社の参入が始まります。



問題は、見た目はかろうじて同じなのですが、法人使用としてのスペックを満たしていないことです。そのため価格は若干安く出回っています。軽carは、通常使用と違って、乱雑な扱いや、メンテナンスの不備がある程度あっても、頑丈に走ります。重い荷物を載せて走りますのでフレームの剛性も堅牢です。



サイドカー市場が成長し始めているので、他社の参入は大歓迎です。しかし、危惧していることは、同じような見た目の他社の自転車が、法人使用に耐えられず、ある日事故を起こすことです。三輪車の公道利用については法的にクリアしているのですが、グレーな部分もあります。



事故によって、もしグレーな部分に白黒がついたとき、電動アシスト付き三輪車の公道使用が限定される措置が取られる、最悪、金氏になることを恐れています。勿論、これに対しての対策もとっていますが、おかみがダメと言えば逆らうことはできません。



そのため、中村輪業では、粗悪品出回らないためにも、その重要性を各メーカーにも広報する活動を行っています。同時に自転車の改良と開発を絶えず続けているのです。



ちなみに写真はB2C向けの商品で、自転車版サイドカーです。古い自転車を再び走らせてみよう!というコンセプトの基、そく車部分を取り付け、おしゃれによみがえらせました。もちろん、公道走行OKです。中村輪業は、どのような形の自転車でもセロから開発してしまう、そんな凄い会社です。



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