商業施設の状況

2009年3月23日 月曜日

早嶋です。



H&Mエジンバラはスコットランドの首都でグラスゴーにつぐスコットランドの第2の都市規模を持ちます。人口は46万人で15歳未満が14%、15歳から24歳未満が16%、25歳から64歳未満が56%です。



エジンバラは政治の中心で行政府、商業都市として栄えています。商業が栄えているニュータウンを視察しましたが、日本の状況と酷似している点がありました。例えばアパレル関連です。



H&Mは若い人を中心に4階建ての店舗をほぼ人で埋めていて、レジには人が並んでいる状況です。エジンバラのH&Mも非常に好況です。一方で百貨店に相当する建物や商業施設は人の入りもまちまち。比較的人の入りが良く栄えている百貨店は価格帯を抑えた商業施設でした。



シティバンクRBSの本拠地がある地区は金融街特有の高級な商業施設がそろっていますが、やはり人の出入りは非常に少なく、店員の数の方が圧倒的に多い状況です。世界的な金融ショックの影響でしょうか。シティーバンクのオフィスもそうでしたが、中心地であってもオフィスの空室がまばらに見られます。



日本の商業施設と違う点は、商業施設によって明確な顧客ターゲットが分かれている点です。同じ百貨店を取る業態であれ、取り扱っている商品は全く違います。極端な話、低価格品、高級品と言った感じです。顧客ターゲットを絞っている分、店舗面積も1店当たりではそこまで広くはありませんが、商品は充実した感じです。



日本における近年の百貨店は統合を繰り返し売上至上主義になっている感じをうけます。従って店舗面積を拡大し、取り扱っている商品はあらゆる人をターゲットにしているので、結果的にどこの百貨店に行っても変わり映えがしない。そんな状況ではないでしょうか。



ターゲットを絞った店舗展開。こちらに関しては海外の店舗から見習うべき要素が沢山ありそうです。



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