軍に学ぶ意思決定2)

2008年7月9日 水曜日

早嶋です。



本日は戦略の2日目、イノベーションを中心にイノベーションと開発と普及についてファシリテートしてきました。参加者の方々、2日間お疲れ様でした!



analitical前回に引き続き、軍に学ぶ意思決定です。今回は分析的意思決定法にフォーカスします。



分析的意思決定法とは、作戦を左右するあらゆる要因を洗い出し、あらゆるオプションを考え出し、その中から最良の方策を選定する方法です。この意思決定では、考えたオプションの中からメリットとデメリットを明らかにして優先順位をつけるため、軍や専門化の知識を活用することが出来ます。しかし、時間がかかります。



この意思決定手法が受け入れられる理由は3つあります。



1)多数の解決案を比較することで、ベストな解決案を見つけ出すことが出来る。

考えられるあらゆる可能性をモレなくリストアップして、その中から検討したものに対して優先順位を出すため、見落としや偏見を回避することが可能です。従って、最良の作戦を絞り出せるという前提です。



2)最良の方法や手法を決めて実行できれば、最良の結果を得る確立が高まる。

企業経営でも、最良の結果を得るためには最良の戦略を決定して、決定した戦略を効率的に実行することが重要です。



3)意思決定は科学の領域である。

この前提は、作戦のための方策に影響を及ぼす要因を抽出して数学、物理学、心理学等の科学を取り入れて活用をしています。これによって、戦略達成の確率をあげることが出来るという仮説です。



今回は、分析的意思決定法について触れましたが、これが良いのか悪いのか?は大局する直感的意思決定法に触れてから論じたいと思います。



と言うことで、また次回。



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