人生100年時代の働き方

2024年4月4日 木曜日

高橋です。

私がコンサルティングをしている『営業プロセス研修』のエッセンスを、毎回お伝えしています。

今月のテーマは「人生100年時代の働き方」です。ちょうど新社会人の方々が新しい門出を迎え、街で多くのフレッシュな社会人を見かける頃です。満開の桜とともに、清々しくさわやかな風を感じます。フレッシュな人もそうでない人(笑)も、将来の働き方を考えるきっかけになればと思います。

さて、新社会人の方々は、これからあと何年働くことになるのでしょう?今、働き始めたばかりなのに「先のことはわかりません」と思われるかもしれません。しかし、人生100年時代と言われる昨今では、定年という概念もなくなるかもしれません。つまり死ぬまで働き続ける世の中ということです。

これまでは、人生を80歳と考えた場合のライフステージを最初の20年間を教育、次の40年間を仕事、最後の20年間を老後と分けていました。老後、つまりビジネスを終えた後の期間は20年間です。
それに対し、人生100年時代では教育と仕事の期間は同じでも、その後の老後の期間が40年になります。この長く伸びた老後40年をどのように過ごすことになるのでしょうか。

以前は新入社員として入社した会社に定年(60歳もしくは65歳)まで勤め上げ、老後は退職金と年金で穏やかに余生を過ごすのが一般的でした。しかし人生100年時代では伸びた老後にかかるお金を工面しなければなりません。生活費、医療費、介護費、趣味のお金、旅行やグルメ、孫へのお小遣い等々、お金のかかることはいっぱいあります。

そうなると、これまでより長く働く必要があるでしょうし、働き方や働く環境、条件も多様化するでしょう。またよりお金を稼ぐために自分の能力を高めそれを活かす働き方や、自分の興味や趣味を活かした働き口を探す、若いうちから将来を見据えスキルを磨いたり副業をおこなっておく、ことなどが必要となってくるでしょう。

長くなった老後ではお金だけではなく、やりがいや社会貢献、コミュニティーを重視した働き方もひとつの選択肢となるでしょう。そういう意味ではボランティア活動も大きな意味では働くことと言えるかもしれません。

そのように考えた時、これからの働き方、生き方というものは、当然一括りにすることはできず、自分らしく生き生きと過ごしていくことができるかを判断基準にする必要があるのではないでしょうか。今から将来を見据え、長い老後をどのように過ごしたいのか、自分らしい人生100年を過ごすためには何を準備しておかなければならないのか、このスタートの時期に新社会人もそうでない社会人も考えてみるのはいかがでしょう。

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