ペコッぱ

2008年6月6日 金曜日

早嶋です。



今日、明日と東京で仕事です。



listenコミュニケーションの重要な要素に傾聴があります。とにかく、相手の話をよく聴くことです。傾聴に使う漢字「聴く:きく」は、英語で言うところのlistenに相当します。ただ聞くのではなく、積極的に話を聴くイメージです。始めて乗るバスの中でいつ降りるのか?と言うときは、一生懸命バスのアナウンスを聴くことでしょう。まさに、積極的に話を聴いている瞬間です。



他には、「訊く:きく」があります。英語で言うところのaskです。こちらの意味は尋ねる、尋問するです。聴くと違って、訊いている人が訊きたい話や答えを訊きだすために、あたかも話し手を追い込むかのように訊く姿勢です。聴くが相手のことを考えたマーケティング志向であるのに対して、訊くは商品本位のプロダクト志向に相当します。



最後に普段使う「聞く、きく」は英語でいうhearです。相手の声や言葉が聞こえてくるというニュアンスで、音として耳に入ってくるイメージです。普段よく利用するバスに乗っていると、バスのアナウンスは聞いていても聞き流すことでしょう。



コミュニケーションをしているとき、相手がちゃんと聴いてくれている!と感じると非常に安心感を憶えます。ただ、実際は相手が話を聴いていない場合が多いようです。企業研修の中でもコミュニケーションの問題について話し合うと多くの場合、話を聴いていないことに起因します。



今朝の日経にセガトイズの新製品「ペコッぱ」が紹介されていました。ペコッぱは、植物鉢から植物がはえている置物で、鉢の部分にICチップが内臓されています。鉢に人が話しかけると、あたかも話を聴いているかのよに、葉がペッコっと相槌を打つ仕掛けです。



世の中、話を聴いてもらえない人が多いのでしょうね。



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