減算混合

2007年10月26日 金曜日

早嶋です。



本日は、二日市(福岡の郊外)でコンサル後、東京です。毎回、飛行機はJALを利用していますが、最近、また定刻通り出発しないことが多くなりました。遅延は、顧客にとっても迷惑ですが、JALにとっても空港使用の遅延料金を支払う必要があるので無駄な費用の発生になるでしょう。困ったものです。



夜は、Bondで共に学んできたメンバーと集まり、情報のアップデートを行いました。



電車の中で、物理学で学んだ減算混合のことを考えました。これは、色の三原色である、赤、青、黄色を混ぜると黒になるという現象です。マーケティングに例えて考えて見ます。



例えば、ある人が赤い車を欲しがっていれば、赤を提供すればいい。例えば、青い車を欲しがっていれば、青を提供すればいい。例えば、黄色い車を欲しがっていれば、黄色を提供すればいい。だけど、全ての色を混ぜ合わせた色の車は欲しがる人はいないでしょう。



これは商品のコンセプトや仕様を考える際のターゲッティングやポジショニングの概念を表しているのではないかと思います。マーケットが欲しがっている仕様の平均値(赤、青、黄色)を取って、あれもこれも提供しようとしたら、誰も欲しがらない商品(黒)が出来上がるのです。



重要なことは、ここの部分は資源を投入して差別化する、ここの部分は思い切って切り捨てる、などとターゲットにあわせて商品にメリハリをつけることです。項する事で、特定の顧客グループに訴求できるようになります。



全ての色を混ぜ合わせた色なんて誰も欲しがらない、なかなか良い教訓ではないでしょうか?











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