静電気

2020年1月18日 土曜日

早嶋です。

我々の周りにあるモノは全て電気をもっています。そして電気はプラスとマイナスの2種類に分かれます。そして人間も同じでプラスの電気とマイナスの電気を同数もっています。専門的には同数の電気を帯びている状態を電気的に中性な状態と言います。

中性の時はプラスでもマイナスでもない状態で電気を帯びていない状態と解釈できます。電気的に中性の状態のモノは電気を帯びていないため触ってもパチっとなることはありません。

しかし、このバランスが保たれている状態は衝突によって片方から片方にマイナスの電気が移動します。モノによってマイナスの電気を引っ張る力が異なるためぶつかることでマイナスの電気を引っ張る力が強いほうに電気が移動するのです。

この現象によってマイナスの電気を奪われたモノはプラスの電気が多くなり、一方のマイナスの電気を奪ったモノはマイナスの電気が多くなります。このバランスが崩れた状態を静電気と呼び、帯電していると表現します。

帯電している状態はバランスが悪い状態です。そのため状態を元に戻す働きが生じます。プラスに帯電したモノとマナスに帯電したモノが近づくと、互いにバランスを取り戻す作用が起こります。両者が触れたときにマイナスの電気はプラスに帯電した側に戻り、プラスの電気はマイナスに帯電した側に戻ります。この動きは放電と呼ばれモノとモノの間に電流が流れることになります。

ということで今の時期にパチっと感じる現象は静電気というよりは、静電気によって起きた放電ということが正しいのです。



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