総合スーパーの衣料品

2014年10月7日 火曜日

早嶋です。

ーー引用ーー
イオンが3日発表した2014年3~8月期決算は、消費増税や天候不順で主力業態の総合スーパーが振るわず、連結営業利益が433億円と前年同期比41%減った。
既存店売上高は2~3%減で、中でも利益率の高い衣料品が落ち込んだ。
総合スーパーは食品から衣料品、日用雑貨まで何でもそろう半面、圧倒的な低価格や、高価格でも付加価値を求める「消費の二極化」に対応できていないとされる。
ーー終了ーー 10月4日 日経新聞 朝刊記事

衣料品の落ち込み以前から課題ですよね。イオンも、イトーヨーカドーも以前から衣料品の売上に関しての課題を持っていました。イトーヨーカー堂においては積極的に衣料品単体のTVCMを透過していましたよね。にもかかわらず売れない。

顧客の脳ミソに食品メーカー、生活用品というポジションが強いのでしょね。売り場を見ても雰囲気、空間などが食品や生活用品の延長になっていて、顧客目線ではない気がします。衣料品売り場は、男性用、女性用、子供用に分かれているようで明確ではない。ターゲットを意識しているか分からないような空間がある。中途半端な感じを受けます。

衣料を中心に販売しているルミネやパルコは基本的に売り場やフロアが明確に別れており、ターゲットに特化した雰囲気、空間を創っています。

総合スーパーの売場は天井が高くて、ターゲットも総合。非常に殺風景です。商品の品ぞろえと価格を調整しても、提供する空間や全体の雰囲気が合わなければ顧客の脳ミソに響かないのでしょうね。



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