顧客は資本比率を見て利用なんかしないはず

2014年2月15日 土曜日

早嶋です。

客は資本比率など考えないはず。JALと名前がついていればJALの会社だと思う。そう信じているからJAL便に乗る時に信用して宿泊すると思う。冠をつけるのであれば、出資比率に関係なく、JALとの情報共有を図るべきだと思います。

なんのことか?と思ったことでしょう。

今月は週末毎に大雪の東京。2回とも羽田⇒福岡の移動に苦戦しました。昨日は、様子を見てJALシティホテルに宿泊し、朝一番に空港に行き、欠航情報等の確認と手続きを済ませました。

さて、そのJALシティホテル。昨日の夜と今朝、受付にて羽田の運行状況を確認するも不確かな情報ばかり。特に、JALの飛行機の動向や内部の情報等は皆無。それもそのはず調べて見ると2010年9月30日に主要株主が株式会社ホテルオークラに移行しているからです。つまりJALの会社ではないのです。

ホテルオークラなのでJALの内部情報を共有出来ない。理屈はわかります。しかし、今回のような場合、大雪で空港が麻痺しているとか、空港で何かおきているときなどは、もう少しホテルの受付でJALの情報を提示しても良いのではないでしょうか?それがないのにJALの名前を使うことは、オークラはともかく、JALが自身のブランドを損傷することになるのでは?とふと思った次第です。

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1970年に日本航空の出資により、日本航空開発株式会社として設立。1996年7月1日には、ホテル・オペレーターとしての事業内容をより的確に表す名称、「株式会社JALホテルズ」に変更した。 1999年4月1日には、日本航空グループ企業体質強化策により、「銀座日航ホテル」と「川崎日航ホテル」を所有・運営していた同グループの「日本航空ホテル株式会社」と合併、顧客へのイメージ統一、経営の安定、財務基盤の強化を図った。更に、従来の所有・経営型から運営特化型へとビジネスモデルを転換、「日本発のグローバルホテルオペレーター」を目指し、運営受託によるチェーンの更なる拡大を図る。2010年9月30日、主要株主が株式会社日本航空インターナショナルから株式会社ホテルオークラへ移行し、ホテルオークラの連結子会社となる。オークラホテルズ & リゾーツのパートナーブランドとして「ニッコー・ホテルズ・インターナショナル」および「ホテルJALシティ」のブランド名を継続、オークラグループとの連携により、それぞれの事業のシナジー効果を高めながら、顧客の利便性の向上を図る。
参照:http://www.jalhotels.com/jp/mediaroom/outline.html
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コメント / トラックバック2件

  1. 壁際珍事 より:

    こんにちは。
    これはヒドいですね。優良誤認じゃないでしょうか。
    オークラも立派なブランドなんだから、オークラに変えたらいいのにね。

  2. biznavi より:

    事業売却持の商号の使い方は交渉事ですので、実際はオークラがいいように活用した。JALが譲歩したという見かたもできます。が、商売は顧客あってのこと。もっと顧客目線で情報をやりとりして欲しいものです。

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