リッチーノ

2006年12月3日 日曜日

早嶋です。



世の中、2極化が進むにつれ、マスである、ローアーミドル層を狙うビジネスと同じように、アッパー層を狙うビジネスが盛んになっています。その中でも、アッパー層をターゲットとした雑誌は、ずいぶん見かけるようになりました。



「ちょいワル」の言葉を作ったレオンも創刊5年を迎え、新たな局面を迎えます。新たな雑誌の創刊です。正確には、レオンを手がけた岸田氏が新しいプロジェクトを企てています。



この富裕層向けの雑誌のコンセプトは、脱・タダのお金持ち。レオンの読者も十分にお金持ちだと思いますが、今回、創刊される雑誌ZIONは更に上の層をターゲットとしています。(レオンが年収1500万円程度であったのに対して、ZIONは2000万円から数億円。)岸田氏は、雑誌ZIONで新たなキャッチフレーズを創出します。「リッチーノ」、単なる金持ちではなく、女性にモテるお金持ちになりましょうというコンセプトです。漢字で洒落金男。同様の女性をさすキャッチフレーズに「リッチーナ」。そして、対極の野暮な金持ち男を、「ヤボーノ」、野暮金男と。



岸田氏、「以前のちょいワルは卒業です。時代が変わっているのだから、言葉も古くしていかないと。我々はトレンドのクリエーターだからね。」ということで、新たなトレンドの創出に意気込みを感じるコメントです。



ZIONのもう一つの特徴は、雑誌とWebを連携することです。レオンでは、商品の問い合わせが全国からあり、一つ一つ、読者に説明するのに限界を感じたのでしょう。ZIONで紹介した商品やショップの詳細情報をWebと連携することによって、商品の機会損出を防ぐ事が目的だと思います。



さて、このZION、レオン同様、スポンサー企業が飛びつくような雑誌になるでしょうか?そして、リッチーノ。ちょいワルは、小学生にまで浸透した言葉となりますが、どこまで身近な言葉になるでしょう。来年の3月が楽しみですね。



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