つぼ八の送迎サービス

2006年12月2日 土曜日

早嶋です。



飲酒運転の取り締まり強化が開始されてから、居酒屋などの売上に影響が出ています。日本フードサービス協会の調査によれば、パブ・居酒屋の10月の売上高(既存店ベース)は来店客減少により4.6%落ちています。これは、外食業界平均の減少幅が0.9%なので、飲酒運転取締り強化の影響が大きいことが言えます。



居酒屋を展開する「つぼ八」は、上記の対応策として次の3つのプランを打ち出しています。

 1)無料送迎車の導入

 2)帰りの運転代行・タクシー利用を促すため一定額を店が負担

 3)車の乗り合わせで来店した時はドライバーに飲み物を無料提供



無料送迎車の導入は、既に67店舗の郊外店で実施中です。今後、フランチャイズチェーン店のオーナーとも協力して無料送迎車サービスの拡大を図っています。このサービスを導入した店舗は、9月以降も去年と同じ売上、若しくは上回る売上を維持していることから、店舗に対しての導入メリットも高いです。



ただし、費用の増加は否めません。送迎用の車両1台と保険料、燃費等を合わせると1台あたり年間に100万円程度の負担増となります。つぼ八では、取引先に協賛を得たり、車体広告費用で一部を補っているようです。



2)の代行代やタクシー代の一部負担サービスは、和食レストラン、がんこフードが行っていた対策です。団体以外の予約客であっても一定以上の飲食代金を超えるグループにはタクシーチケットを一部バックするというサービスです。つぼ八も、同様のサービスをタクシーと運転代行のチケットをバックすることで開始します。



チェーン展開を行っている企業は、上記のような展開を行えますが、個人または、数店舗で展開しているお店にとっては深刻な問題です。今後、このような飲食店に対して送迎サービスを提供する企業が出現することが考えられますね。



—ブログマーケティング第4弾、ただいま実験中!—



実験の詳細は、ブログマーケティング『第1弾!』『第2弾!』『第3弾!』『第4弾!』をご覧ください。



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