孔子の言葉

2008年11月10日 月曜日

早嶋です。



孔子孔子の言葉です。「ほんとうに知っているということは、知っていることを知っていると知り、知らないことを知らないと知ることにある。」



行動心理学でよく言われることですが、人間は自分のことを過信する傾向があるそうです。例えば、「自分の運転能力はどの程度ですか?」という質問の最頻値は平均以上と。



同様の研究で次のような実験もありました。ファンドマネージャーを対象にした調査で、ランダムに選択した12の株価のそれぞれを上がるか下がるか予測してもらうのです。結果、正しい予測をした人は全体の47%だったと。つまり、コインを投げて当てる確率より低かったのです。



自分の判断能力や実力などを普段から過信すると、リスクを過小評価する傾向につながります。同時に状況操作が上手く行えるという錯覚に陥るかもしれません。



自分に対する評価が甘くなる傾向があると考え、孔子の言葉に習い、自分が知らないことを「知らない」という事は、恥でも何でも無く、明日の自分の成長を促進する糧になるかもしれません。



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